ドメニコ・テデスコ
ドメニコ・テデスコ(Domenico Tedesco, 1985年9月12日 - )は、イタリア・ロッサーノ出身のサッカー指導者。 経歴プロのサッカー選手としてのキャリアはなく、大学時代にはアマチュアのサッカーチームでプレーしながらエスリンゲンの印刷所でビルトを包装する仕事をこなし、一晩で70ユーロを稼いでいた[1]。 2008年7月、VfBシュツットガルトユースの監督であるトーマス・シュナイダーのアシスタントに就任すると、2013年にはU-17チームの監督に昇格。2015年にTSG1899ホッフェンハイムのユース監督となり、翌年にはU-19チームの監督も歴任した。 2017年3月、ブンデスリーガ2部のFCエルツゲビルゲ・アウエの監督に就任。トップチームでの指揮は初めてであったが、最下位に沈んでいたチームを短期間で立て直し2部リーグ残留に導いた。 ![]() 2017年6月9日、当時31歳でシャルケ04と2年契約を締結し監督に就任[2]。3バックを採用し、ベネディクト・ヘーヴェデスをキャプテンから外すなど昨季を10位で終えたチームの一新を行った[3]。2017年11月25日に行われたボルシア・ドルトムントとのルールダービーでは前半25分の時点で4失点を喫し0-4とされたものの、前半33分にレオン・ゴレツカとアミーヌ・アリを同時投入。後半16分のゴールを皮切りに交代出場のアリも得点を挙げ、後半45分にはナウドのゴールで同点に追いつき4-4の引き分けに持ち込んだ。試合後には第13節のMVPに選出された[4]。最終的に2017-18シーズンを2位で終え、チームを4シーズンぶりとなるUEFAチャンピオンズリーグ出場権獲得に導いた。シーズン終了後の2018年8月12日にシャルケとの契約を2022年6月まで延長した[5]。しかし、2018-19シーズンは低迷し、2019年3月12日のUEFAチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦2ndレグのマンチェスター・シティFC戦では、0-7の歴史的大敗を喫し、2日後の14日に解任された[6]。 同年10月15日、FCスパルタク・モスクワの監督に就任した[7]。2020年12月、2020-21シーズン限りでの退任を発表した。 2021年12月、ブンデスリーガのRBライプツィヒに、途中解任された前監督の後任として就任[8]。低迷していた成績を挽回してUEFAチャンピオンズリーグ出場権の獲得に成功。さらにDFBポカールを制し、クラブに初タイトルをもたらした。しかし翌シーズンは開幕ダッシュに失敗し、2022年9月6日に行われた、UEFAチャンピオンズリーググループリーグホームシャフタール・ドネツク戦で1-4の大敗を喫し、7日に解任された[9]。 2023年2月8日、ベルギー代表監督就任が発表された[10]。 2025年1月17日、ベルギー代表監督を解任された[11]。 人物・エピソード
監督成績
脚注
外部リンク
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