ニケア教父とニケア後教父選集(ニケアきょうふとニケアごきょうふせんしゅう、英語: Nicene and Post-Nicene Fathers) は、通常『ニケア教父選集』(ニケアきょうふせんしゅう、NPNF)として知られ、初期キリスト教の著作を英語に翻訳した書籍の集成である[1]。1886年から1900年の間に出版された。
『ニケア以前教父選集』(アンテニケア教父選集)がアンテニケア・クリスチャン・ライブラリー(ANCL)を使って制作されたのとは異なり、『ニケア教父とニケア後教父選集』は、T. & T. クラーク(英語版)、クリスチャン文学社、その他のアメリカの編集者によってヨーロッパとアメリカで同時に印刷された。翻訳はオックスフォード運動ライブラリーの教父シリーズのために作られたものの主要な改訂版であった。T. & T. クラークは、いくつかの細かい点で品質が劣っていたとしても、ANCLのより安価なアメリカ版/改訂版の商業的成功に間違いないと確信していた。スイス生まれでドイツで教育を受けたフィリップ・シャフ(英語版)がNPNFの最初のシリーズの監督を委託された[2]。彼はイギリス人のヘンリー・ウェイス(英語版)と第二シリーズで協力した[3]。