ネイサン・ジェームズネイサン・ジェームズ(英: USS Nathan James)は、ウィリアム・ブリンクリーの小説『ザ・ラストシップ』(The Last Ship) および、その小説を原作とする同名のテレビドラマに登場する、架空の駆逐艦である。 所属はアメリカ海軍で、艦名は第二次世界大戦のレイテ沖海戦で活躍し、殊勲十字章を授与されたという設定の架空の軍人から取られたものとされている。 小説版
小説版の『ザ・ラストシップ』に登場する「ネイサン・ジェームズ」は、全長142m、全幅18m、喫水8.2mの船体を持ち、最高速力38ノットで航行することが可能である。 「ネイサン・ジェームズ」は61セルのMk.41VLSを2つ、計122セル装備しており、VLS内には、200キロトンの威力を持つ核弾頭を搭載したトマホーク巡航ミサイルが56発搭載され、前後のVLSにそれぞれ28発ずつ装填されている[1][2]。 テレビドラマ版
概要テレビドラマ版の『ザ・ラストシップ』に登場する「ネイサン・ジェームズ」は、原作と比べ大幅に設定が変更されている。 艦種はアーレイ・バーク級駆逐艦と設定され、母港は原作と同じノルウェーではなくバージニア州にあるノーフォーク海軍基地としている。また、ハルナンバーは原作が「DDG-80」であるのに対し「DDG-151」に変えられた。これは、現実の2000年に就役したアーレイ・バーク級駆逐艦「ルーズベルト」が、原作の「ネイサン・ジェームズ」と同じハルナンバーを割り当てられていたためである。 なお、アーレイ・バーク級駆逐艦の1番艦「アーレイ・バーク」のハルナンバーが「DDG-51」であるため、現実に換算すると「ネイサン・ジェームズ」は通算100隻目の同型艦となる。 シーズン1第1話「フェーズ6」において、民間人を除いた「ネイサン・ジェームズ」の乗員は217名だと語られているが[3][注 1]、物語が進むにつれて乗員の戦死や加入がいくつも起きたことで、シーズン2最終話「誇り高き祖国」では、乗員は205名となっている[注 2][4]。 シーズン2最終話で、「ネイサン・ジェームズ」はミズーリ州のセントルイスに訪れ、これまでの闘いで負った被害を修復するため数か月間のドック入りとなる。 アメリカ海軍の全面協力で、同型艦の「ハルゼー」等が「ネイサン・ジェームズ」として出演し撮影が行われている。撮影に使用されているアーレイ・バーク級駆逐艦は、フライトⅡAかつ31番艦「ウィンストン・S・チャーチル」以降が殆どである。そのため、「ネイサン・ジェームズ」は船体にヘリコプター格納庫を備え、武装の5インチ砲は62口径のMod.4で、Block1BのファランクスCIWSは後部に1基だけの搭載となっている[5]。 乗員(2014-2015)→「ザ・ラストシップ § 登場人物」も参照
軍人
民間人
公職
勲章と装飾作中で描かれている、「ネイサン・ジェームズ」が受章した勲章。
戦歴シーズン1
脚注注釈出典
関連項目 |
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