ケンチン様が先ほど書き込まれた内容は、日本在来種の野生植物であるヤマノイモ Dioscorea japonica に相当する内容ではなく、中国原産の栽培種、ナガイモ Dioscorea opposita の各品種群に相当する内容になります。そのため、このヤマノイモの項目にはふさわしくないと判断いたしましたので、コメントアウトさせて頂きました。--ウミユスリカ 2005年3月26日 (土) 12:28 (UTC)返信
- そうなんですか…それは、知らなかった。ご教示、ありがとうございます。--ケンチン 2005年3月26日 (土) 13:23 (UTC)返信
- D. batatas / D. opposita のことをヤマノイモ、ヤマイモ"と呼ぶこともあると、現在版では断り書きしてますね。
- 分類学の部分は区別は必要ですが、「利用法」の「ヤマノイモ」は中国原産種の使用が主流だろうから、もしかすると別記事に分離したほうがよいのかも。--Kiyoweap(会話) 2019年6月7日 (金) 16:05 (UTC)返信
論文を見ると「やまのいも」は、塊茎の形状でツクネイモ群(塊形)、イチョウイモ群(扁平形)、ナガイモ群(長形)の3群に分かれるそうです(中澤ほか「新品種やまのいも「きたねばり」の粘性特性」日本食品保蔵科学会誌43巻6号など)。ところが、現在のヤマノイモにツクネイモやイチョウイモの記述はありません。特に問題なのがナガイモの扱いで、ナガイモはヤマイモとも呼ぶが、ヤマノイモではないという説明のようですが、それだと上の分類とはどういう関係になるのでしょうか。出典が付いているので全てが間違いというわけではないと思いますが、上の分類とどういう関係になるのか不可解な状態であり、この分類を加筆したくても位置も難しいため、関係(「やまのいも」は上位の分類だとか異なる用法だとか)を整理する必要があると思います。--Qfasila(会話) 2025年7月19日 (土) 16:14 (UTC)返信
追加で調べました。「農業技術大系・野菜編 2022年版(追録第47号)」によるとナガイモの呼び名に混乱が見られるとし、ナガイモとヤマノイモに大別されるものの植物分類学的には同じヤマノイモ科のヤマノイモ属に属し、ナガイモのほうはイモの形からナガイモ群、イチョウイモ群、ツクネイモ群に分けられ、ヤマノイモはジネンジョのことであるとしています。ただし「今号では、この名称でまとめた。」となっており文献によって一定しないのかなとも思います(「農業技術大系・野菜編 2022年版(追録第47号)」)。--Qfasila(会話) 2025年7月19日 (土) 17:30 (UTC)返信
ヤマノイモとやまのいも
一部の文献を見て気づきましたが、植物学上の「ヤマノイモ」と(栽培種としての、あるいは食品としての)「やまのいも」を区別しており、現状記事上では植物学上の「ヤマノイモ」については対応されていますが、(栽培種としての、あるいは食品としての)「やまのいも」について全く言及がないため一部の文献と比較したときに混乱を生じる原因になっていると思います。
独立行政法人農畜産業振興機構の「やまのいも」は、植物として、作物として、食材・商品としての3項目に分けており、食材・商品の箇所で「やまのいもは、ヤマノイモ科の食用いも類の総称」とし、自然薯、山芋、大薯の3種類としています。新津 泰亮「やまのいもをめぐる情勢について」特産種苗第29号(2頁)もほぼ同様の説明で始まり、続いて「植物学上の分類でみると」と植物学上の観点が述べられています。最初の文献がひらがなで「やまのいも」なのも食材の観点で分類したものと思われます。
対応ですが、出典を付けて植物学上の「ヤマノイモ」と食材としての「やまのいも」の双方に対応してはどうでしょうか。--Qfasila(会話) 2025年7月19日 (土) 19:12 (UTC)返信
コメント 加筆してきた者として僭越ながらコメントさせていただきます。まず、Wikipedia日本語版には、「山芋」「ヤマノイモ」「ナガイモ」「ヤマイモ」(ヤマノイモへ転送)が存在することをあらかじめお断りいたします。「やまのいも」は現時点で単独記事としては存在しません。
- 片仮名「ヤマノイモ」「ナガイモ」については、視点の中心は植物分類上の種として記事の項目が作成されていて、まあ百科事典なので学名も書いてあれば、植物の形態、食材としての利用についても解説されている感じですね。片仮名は、学術上の植物の和名を書き表すときに使われます。一方、漢字「山芋」ですが、こちらは植物分類学上ヤマノイモ属に属する、いわゆる芋とされる食用部について、食材としての視点で解説されている記事になっています。私が数年前から加筆したときは平仮名「やまのいも」について扱った参考文献を見てこなかったので、これについてはノータッチでした。
- さて私見になりますが、食材としての分類で整理してみると
- ちなみに私の地方では「山芋」というと、それが自然薯を指すことも、スーパーで売られている長芋や銀杏芋を指すこともあるので、混同されることはあると思います。なので、特に自然の山林の地中に生えている細長い山芋を区別するときは「ジネンジョ」と呼んでいます。
- Qfasilaさんが提案されている記事としての「やまのいも」の扱いですが、単純に「山芋」へのリダイレクト(転送)にしてしまい、「山芋」の記事の中で「やまのいも」について解説を加えた方がしっくりくると思います。「ヤマノイモ」「やまのいも」は同音であっても、意味はイコールではない点に注意したいですね。--小石川人晃(会話) 2025年7月20日 (日) 12:29 (UTC)返信
- コメントいただき有難うございます。私もヤマノイモとナガイモの各記事は、記事名がカタカナである以上、植物分類上の種としての体裁を優先すべきと考えます。その上で混同を防ぐために、文献に基づき、ヤマノイモでは「類似している植物」節のナガイモの記述などを中心に、ナガイモでは冒頭の「ヤマノイモ」との関係のの記述を中心に編集し、また曖昧さ回避ページの山芋の記事についても編集してみました。この件は検索の過程で混同を防げればと考えておりましたので「やまのいも」というリダイレクトの新規作成は頭に入っていませんでした。正直なところ「ヤマノイモ」と「やまのいも」が同音であることもあり、現時点で私からは最終的な判断ができずにおり保留としたいです。コメントをいただきながら大変申し訳ないです。過不足について認識に違いがあるかもしれませんが支障があればお伝えください。正直言うと山芋と大和いももさらに加筆する場合には対応が難しいです。新津氏の論文では長形種のながいも群、扁形種のいちょういも群、塊形種のつくねいも群の3つがあり、「やまといも」という場合には西日本では塊形種(つくねいも群)、関東地方では扁形種(いちょういも群)をいうとなっているので、各記事と内容的には整合性がありますが、呼称(文献上の呼称と記事での呼称のすり合わせ(この文脈ではこの意味の「山芋」といったことは一見しただけではわからない))の関係で脚注を付けにくいです。ノートに書いておくと思います。--Qfasila(会話) 2025年7月20日 (日) 16:56 (UTC)返信
- ナガイモと「ながいも群」(3群の一つ)の混同などがみられたため関連記事についても一応編集しました。--Qfasila(会話) 2025年7月21日 (月) 00:46 (UTC)返信