ハンマーフォール
ハンマーフォール(HammerFall)は、スウェーデン出身のヘヴィメタル・バンド。 1990年代 従来のHR/HMが廃れていった中、正統派メタルを主軸として台頭したバンドの一つ。往年の伝統美にこだわり「ピュア・メタル」とも形容されている[3]。歴代の作品が本国チャート上位の常連でもあり、国民的支持を得ている[4]。 音楽的特徴ジューダス・プリーストやマノウォー、アクセプトに代表される正統派メタルを主軸とし、そこにジャーマンメタルの力強さや往年の北欧メタルを彷彿させる様式美を取り入れるなど、“ピュア・メタル”とも称されるヘヴィメタルの伝統美にこだわったバンドである。 近年、日本ではフィンランドのソナタ・アークティカやイギリスのドラゴンフォースなど若手の台頭に押され気味の感があるが、ヨーロッパでの人気は依然として高く、バンドがいかに支持されているかがわかる。 略歴![]() 1993年にオスカー・ドロニャックとイン・フレイムスのイェスパー・ストロムブラードが中心のサイド・プロジェクトとして結成される。オスカーとイェスパーはセレモニアル・オースで共に活動していた。イェスパーは作曲やドラムでバンドに関わっていたが、イン・フレイムスの活動に専念するため、その後バンドを離れた。ダーク・トランキュリティのメンバーも参加していたことで知られている。初期はミカエル・スタンネ(ボーカリストに正式転向前)がボーカルを務めていた。 ヨアキム・カンスの加入した1996年からフルタイムバンドへと移行し、1997年にアルバム『グローリー・トゥ・ザ・ブレイヴ』でデビュー。2ndアルバムでステファン・エルムグレンとマグナス・ルセーン、3rdアルバムから元シルヴァー・マウンテン~イングヴェイ・マルムスティーンのドラマー、アンダース・ヨハンソン(イェンス・ヨハンソンの兄)が加入した。1998年に初来日公演を行っている。3rdアルバムまではイェスパーの作曲した楽曲が収録されており、2ndまではゲストプレイヤーとしてギターで参加している。 1999年、カイ・ハンセンとの共演によるハロウィンのカヴァー「アイ・ウォント・アウト」をシングルとしてリリースし、スウェーデンのシングル・チャートで55位に達した[5]。2000年の通算3作目のアルバム『レネゲイド』で、ハンマーフォールは初めてスウェーデンのアルバム・チャート1位を獲得した[5]。 2007年、マグナス・ルセーンがソロ活動専念のため脱退し、フレドリック・ラーションが復帰。2008年4月にはステファン・エルムグレンがパイロットに転職したため脱退、後任としてポンタス・ノルグレンが加入した。 地元のスウェーデンにおける知名度も高く、女子カーリングチームであるチームノルベリを応援するために、2002年に「Hearts on Fire」を使用し、本人たちとチームノルベリの4人が出演するプロモーションビデオを作製した。 2014年、ドラムスのアンダース・ヨハンソンが脱退。 2015年、メタルフェス「LOUD PARK」にて10年ぶりの来日公演を開催[6]。 2019年、メタルフェス「METAL WEEKEND 2019」出演にて来日公演[7]。 メンバー※2024年9月時点 現ラインナップ
旧メンバー
ディスコグラフィスタジオ・アルバム
ライブ・アルバム
コンピレーション・アルバム
映像作品
日本公演
関連項目脚注
外部リンク |
Portal di Ensiklopedia Dunia