ヒア・カムズ・ザ・ナイス

『ヒア・カムズ・ザ・ナイス』
ザ・ナイス の コンピレーション・アルバム
リリース	2000年
録音	1968年 - 1969年
ジャンル	サイケデリック・ロック
時間	-
レーベル	サンクチュアリ・レコード
プロデュース	-
専門評論家によるレビュー
Allmusic link
テンプレートを表示

『ヒア・カムズ・ザ・ナイス』（Here Comes The Nice）は、イングランドのロック・バンドであるザ・ナイスの編集アルバム。彼等が1967年のデビュー時から1969年^[1]まで在籍していたイミディエイト・レコードから発表された楽曲を中心に編集されて、2000年に3枚組CDとして発売された^[2]。

ザ・ナイスは1967年5月にP.P.アーノルドの前座兼バック・バンドとして結成された。同年9月にアーノルドの一時帰国に伴って独立して、彼女のマネージャーだったアンドリュー・ルーグ・オールダムと契約を結び、オールダムが設立したイミディエイト・レコードに所属して活動を始めた^{[注釈 1]}。

本作のディスク1と2には、イミディエイト・レコードから発表された3作のアルバム『ナイスの思想』（1968年）、『少年易老学難成』（1968年）、『ジャズ+クラシック/ロック=ナイス』（1968年）の全収録曲、シングル『ナイスの思想』^[3][4]、『アメリカ』^[5][6]、『ブランデンブルガー』^{[7][8][注釈 2]}が収録された。'Sample for The Thoughts Of Emerlist Davjack'でアルバムをアルバム『ナイスの思想』を紹介しているのは、BBC Radio 1のジョン・ピールである^[9]。

ディスク3には、未発表のライヴ音源と既発表曲のデモや別録音版が収録された。

• キース・エマーソン　Keith Emerson – オルガン、ピアノ、ヴォーカル
• リー・ジャクソン　Lee Jackson – ベース・ギター、ヴォーカル
• ブライアン・デヴィソン　Brian Davison – ドラムス
• デヴィッド・オリスト　David O'List^{[注釈 3]} – ギター、ヴォーカル、トランペット

1. ^ 彼等はオールダムに不満を抱いて1968年にトニー・ストラットン・スミスとマネージメントの契約を結んだ。スミスは1969年に彼等を自分が設立したカリスマ・レコードに移籍させた。
2. ^ B面収録曲は「陽気なフロイド」。
3. ^ 『少年易老学難成』の制作途中に解雇され、同アルバムの参加メンバーには含まれていない。

• Hanson, Martyn (2014). Hang on to a Dream: The Story of the Nice. London: Foruli Classics. ISBN 978-1-905792-61-0