ヒッピー・ヒッピー・シェイク
「ヒッピー・ヒッピー・シェイク」(Hippy Hippy Shake)は、チャン・ロメオの楽曲である。1959年9月にシングル盤として発売された[1]が、シングルチャートに入ることはなかった[2]。1963年にスウィンギング・ブルー・ジーンズによるカバー・バージョンが発売され、全英シングルチャートで最高位2位、Billboard Hot 100で最高位24位を記録した。また、ビートルズも活動初期のライブやBBCラジオの番組などで本作をカバーしている。 2011年に公開された映画『X-MEN:ファースト・ジェネレーション』でサウンドトラックとして使用された。 クレジット(チャン・ロメオ版)※出典[3] スウィンギング・ブルー・ジーンズによるカバー
1963年にスウィンギング・ブルー・ジーンズのカバー・バージョンがシングル盤として発売された。B面にはレイ・エニス作の「ナウ・アイ・マスト・ゴー」を収録。スウィンギング・ブルー・ジーンズによるカバー・バージョンは、原曲よりもテンポがやや速いアレンジとなっている[4]。 イギリスでは1963年12月6日に発売され、1963年12月12日付の全英シングルチャートで初登場41位を記録したのち[5]、1964年1月23日付の同チャートで最高位2位を記録した[6]。アメリカでは1964年2月に発売され、Billboard Hot 100で最高位24位を記録した[7]。なお、本作はスウィンギング・ブルー・ジーンズのシングル作品で、初めてイギリスとアメリカの両国のシングルチャート入りを果たした作品であり、バンドの最大のヒット作となった。 1964年にアメリカで発売された同名のオリジナル・アルバムに収録されたが、イギリスで発売されたオリジナル・アルバムには未収録となっていた。これにより、イギリスでは1978年に発売された『スウィンギング・ブルージーンズ ベスト』をはじめとしたコンピレーション・アルバムにのみ収録されている。 スウィンギング・ブルー・ジーンズによるカバー・バージョンは、『エンジェルズ』(1994年)や『ヤギと男と男と壁と』(2009年)などの映画作品でサウンドトラックとして使用された。 クレジット(スウィンギング・ブルー・ジーンズ版)チャート成績
ビートルズによるカバー
ビートルズは、1960年代初期よりライブのレパートリーに「ザ・ヒッピー・ヒッピー・シェイク」を加えていて、1977年に発売の『デビュー! ビートルズ・ライヴ'62』に当時のライブ音源が収録されている[11]。その後5回にわたって本作のカバー・バージョンを録音している[11]。リード・ボーカルは、ポール・マッカートニーが担当した[4][12]。 1963年3月16日にロンドンにあるブロードキャスティング・ハウスでライブ録音された[11]。5月24日にロンドンにあるイオリアン・ホールで『Pop Go The Beatles』用に2度目のレコーディングが行なわれ、6月4日に放送された[11]。7月10日に『Pop Go The Beatles』用に演奏が録音され、同月30日に放送された。1994年に発売された『ザ・ビートルズ・ライヴ!! アット・ザ・BBC』にこの時の音源が収録された[13]。 その後、9月3日に再び同番組用に演奏が録音され、同月10日に放送された[14][11]。この時の音源が2013年に発売された『オン・エア〜ライヴ・アット・ザ・BBC Vol.2』に収録された[15]。1964年1月7日に『Saturday Club』用に5回目のレコーディングが行なわれ、2月15日に放送された[11]。 クレジット(ビートルズ版)
その他のアーティストによるカバー
脚注注釈出典
参考文献
外部リンク
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