ビエナ(英: Vienna)は、アメリカ合衆国ウェストバージニア州北西部にあるウッド郡に位置する都市である。オハイオ川の岸、すなわちオハイオ州との州境に接している。2010年国勢調査での人口は10,749 人だった。オハイオ州に跨るパーカーズバーグ・ビエナ・マリエッタ大都市圏に属し、その中では人口で第3位である。パーカーズバーグ市は隣にある。
歴史
1794年、ジョセフ・スペンサー博士がニュージャージー州ビエナからこの市の名前を採用した。スペンサーはアメリカ独立戦争のときにニュージャージー州のビエナで起きた戦闘に参戦していた。ウェストバージニア州のビエナは5,000エーカー (20 km2) の開拓地として始まり、独立戦争での従軍に対してスペンサー博士に払下げられたものだった。1935年、ビエナが市として法人化され、チャールズ・R・ブレアが初代市長になった[6]。1940年代まではガラス・ビー玉の生産で知られていた。
地理
ビエナは北緯39度19分31秒 西経81度32分34秒 / 北緯39.32528度 西経81.54278度 / 39.32528; -81.54278 (39.325324, -81.542845)に位置している[7]。
アメリカ合衆国国勢調査局に拠れば、市域全面積は3.79平方マイル (9.82 km2)であり、全て陸地である[1]。
教育
ビエナにはジャクソン中学校がある。この学校のウェブサイトに拠れば、1998年にウェストバージニア州の優秀学校、1999年にウェストバージニア州のブルーリボン学校、1990年から2000年にアメリカ合衆国教育省優秀ブルーリボン学校、2000年、2004年、2006年にウェストバージニア州の模範学校に認められてきた[8]。ジャクソン中学校はウェストバージニア州の最良クラスの中学校と見なされている。この中学校にはグリーンモント、ビエナ、ニール各小学校から進学している。
ビエナ市役所
人口動態
2010年国勢調査
以下は2010年国勢調査による人口統計データである[2]。
基礎データ
- 人口: 10,749 人
- 世帯数: 4,707 世帯
- 家族数: 3,054 家族
- 人口密度: 1,095.0人/km2(2,836.1人/mi2)
- 住居数: 5,091 軒
- 住居密度: 518.7軒/km2(1,343.3 軒/mi2)
人種別人口構成
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年齢別人口構成
- 18歳未満: 20.2%
- 18-24歳: 8.1%
- 25-44歳: 23%
- 45-64歳: 29.1%
- 65歳以上: 19.6%
- 年齢の中央値: 44歳
- 性比(女性100人あたり男性の人口)
世帯と家族(対世帯数)
- 18歳未満の子供がいる: 26.5%
- 結婚・同居している夫婦: 50.5%
- 未婚・離婚・死別女性が世帯主: 10.4%
- 非家族世帯: 35.1%
- 単身世帯: 30.4%
- 65歳以上の老人1人暮らし: 13.4%
- 平均構成人数
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2000年国勢調査
以下は2000年国勢調査による人口統計データである[4]。
基礎データ
- 人口: 10,861 人
- 世帯数: 4,733 世帯
- 家族数: 3,152 家族
- 人口密度: 1,118.3人/km2(2,895.8 人/mi2)
- 住居数: 5,074 軒
- 住居密度: 522.4軒/km2(1,352.8 軒/mi2)
人種別人口構成
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年齢別人口構成
- 18歳未満: 21.2%
- 18-24歳: 7.0%
- 25-44歳: 25.3%
- 45-64歳: 27.4%
- 65歳以上: 19.1%
- 年齢の中央値: 43歳
- 性比(女性100人あたり男性の人口)
世帯と家族(対世帯数)
- 18歳未満の子供がいる: 26.5%
- 結婚・同居している夫婦: 55.3%
- 未婚・離婚・死別女性が世帯主: 9.1%
- 非家族世帯: 33.4%
- 単身世帯: 30.3%
- 65歳以上の老人1人暮らし: 14.8%
- 平均構成人数
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収入
収入と家計
- 収入の中央値
- 世帯: 39,220米ドル
- 家族: 49,477米ドル
- 性別
- 男性: 41,779米ドル
- 女性: 25,122米ドル
- 人口1人あたり収入: 24,452米ドル
- 貧困線以下
- 対人口: 7.7%
- 対家族数: 5.3%
- 18歳未満: 10.2%
- 65歳以上: 7.6%
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脚注