ビッグ・ライフ
『ビッグ・ライフ』(Big Life)は、ナイト・レンジャーが1987年に発表した4作目のスタジオ・アルバム。 背景ジャーニーやヨーロッパ等のアルバムを手掛けてきたケヴィン・エルソンが共同プロデューサーに起用された[3]。本作のレコーディングは、メンバー5人全員がスタジオの一部屋に集まって、一斉に演奏する形で行われたという[4]。 「シークレット・オブ・マイ・サクセス」はマイケル・J・フォックス主演のコメディ映画『摩天楼はバラ色に』の主題歌で[5]、この曲のみ同作の音楽監督を務めたデイヴィッド・フォスターがプロデュースして、ビル・チャンプリンがバッキング・ボーカルで参加している[6]。ただし、ジャック・ブレイズが2014年のインタビューで語ったところによれば、テレビで放映された『摩天楼はバラ色に』の予告編では「シークレット・オブ・マイ・サクセス」ではなくカトリーナ&ザ・ウェイヴスの曲「ウォーキング・オン・サンシャイン」が使用され、そのことに対してブレイズは激怒したという[7]。 反響・評価母国アメリカでは前2作ほどの成功を収められず、Billboard 200では28位に終わり[2]、1987年10月にはRIAAによってゴールドディスクの認定を受けるが、2022年現在プラチナ認定は受けていない[8]。本作からの第1弾シングル「シークレット・オブ・マイ・サクセス」はBillboard Hot 100で64位、『ビルボード』のメインストリーム・ロック・チャートで12位に達し、続く「ハーツ・アウェイ」はHot 100で90位を記録した[2]。 Stephen Thomas Erlewineはオールミュージックにおいて5点満点中2点を付け「『ビッグ・ライフ』におけるナイト・レンジャーは、ロックの領域でもバラードの領域でも人を惹きつける聴き所を作れず、一連のシングル曲もアルバムの残りの曲と同様、失敗に終わっている」と評している[5]。一方、『BURRN!』誌1987年5月号に掲載されたレヴューでは増田勇一が100点満点中91点を付け「"今度こそハードだよ"というジャックの発言は嘘ではなかった……が、むしろ"よりダイナミックになった"という方が相応しいだろう」と評している[9]。 収録曲
参加ミュージシャン
アディショナル・ミュージシャン
脚注
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