フェデリコ・ファシオ
フェデリコ・ファシオ(Federico Julián Fazio, 1987年3月17日 - )は、アルゼンチン・ブエノスアイレス出身のサッカー選手。ポジションはディフェンダー。 経歴2005年8月にアルゼンチン・プリメーラB・ナシオナル(2部)のフェロカリル・オエステからデビューし、2007年1月にスペイン・リーガ・エスパニョーラのセビージャに移籍した。2006-07シーズンの残りのほとんどを下部チームであるセビージャ・アトレティコで過ごし、セグンダ・ディビシオンB(3部)優勝とセグンダ・ディビシオン(2部)昇格を経験した。 2007-08シーズンもセビージャ・アトレティコに登録されたが、トップチームのハビ・ナバーロが膝の負傷で離脱し、ジュリアン・エスキュデも恥骨炎でチームを離れたため、2007年8月25日のシーズン開幕戦・ヘタフェ戦(4-1)でトップチームデビューし、その後もトップチームで起用されて重要な役割を果たした。2008年5月7日のラシン・サンタンデール戦 (3-0) で初得点を含む2得点を決め、ラシン戦から3週間後のレアル・ベティス戦 (2-0) でシーズン3点目を決めた。本来はセンターバックであるが、どちらの試合も守備的ミッドフィールダーとして起用されている。2008-09シーズンはリーグ戦で3位に入ったが、わずかな出場機会しかなく、ポジションも定まらなかった。2009-10シーズンは負傷で離脱していた期間が長く、リーグ戦の出場は10試合にとどまったが、ホームでのデポルティーボ・ラ・コルーニャ戦 (1-1) でヘディングシュートを決めている。リーグ戦は4位に入り、コパ・デル・レイでは優勝したが、決勝には出場していない。 2014年8月27日、トッテナム・ホットスパーに4年契約で移籍した[1]。 2016年2月1日、セビージャに半年間のレンタルで復帰した[2]。 2016年8月3日、ASローマに買取オプション付きのレンタルで移籍した[3]。レンタル料は120万ユーロで、特定のスポーツ条件を満たした場合に有効な320万ユーロでの買取オプションが設定された。8月17日、UEFAチャンピオンズリーグ・プレーオフのFCポルト戦で後半にモハメド・サラーとの交代で途中出場し、ローマデビューを果たした。8月20日、ウディネーゼ戦でセリエAでの初出場を果たした。9月29日、UEFAヨーロッパリーグのアストラ・ジュルジュ戦でローマでの初ゴールを挙げた。12月、特定のスポーツ条件を満たしたため、買取オプションが行使された[4]。2017年2月7日、ACFフィオレンティーナ戦でセリエA初得点を記録した[5][6]。 2017年7月16日、トッテナムは買取オプションを行使され、ファシオが完全移籍したことを発表した[7]。エウゼビオ・ディ・フランチェスコが監督に就任した2017-18シーズンも、コスタス・マノラスと共にセンターバックのコンビを組んだ[8][9]。しかし、ディフェンスでのミスが多発し、パフォーマンスは低下した[10]。2018年9月29日、SSラツィオ戦においてローマでの公式戦100試合出場を達成し、この試合ではゴールも挙げた。クラウディオ・ラニエリ監督が就任してからは自信を取り戻し、パフォーマンスも向上した[11]。 2022年1月29日、USサレルニターナ1919と2024年までの契約を結んだ[12]。 代表2007年にFIFA U-20ワールドカップで優勝したアルゼンチンU-20代表に不可欠な存在であった。 2011年6月1日のナイジェリアとの親善試合で代表デビュー。2017年6月13日のシンガポールとの親善試合で代表初得点を挙げた。 2018 FIFAワールドカップに出場するアルゼンチン代表に選出された[13]。 個人成績
代表歴出場大会試合数
タイトルクラブ
代表
脚注
外部リンク
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