フレディ・マヨラ
フレディ・サンティアゴ・マヨラ・フェルナンデス(Freddy Santiago Mayola Fernández、1977年11月1日 ‐ )は、キューバ・ハバナ出身で短距離走を専門にしている陸上競技選手。2000年シドニーオリンピック男子4×100mリレーの銅メダリストである。室内50mの中央アメリカ・カリブ記録保持者、室内60mの元中央アメリカ・カリブ記録保持者。 経歴1999年7月、ウィニペグで開催されたパンアメリカン競技大会の男子100m決勝で自己ベストとなる10秒10(+0.4)をマークし、バーナード・ウィリアムズ(10秒08)に次いで銀メダルを獲得した。 1999年8月、セビリアで開催された世界選手権の男子100m2次予選を自己ベスト(10秒10)に迫る10秒15(-0.4)で突破し、世界大会初出場ながらセミファイナリストとなった(準決勝は棄権)[1]。 2000年2月16日、マドリードで行われた大会の男子60mで6秒49の中央アメリカ・カリブタイ記録(当時)およびキューバ記録を樹立した[注 1][2]。また、この時の50m途中計時は5秒61で、これは中央アメリカ・カリブタイ記録およびキューバ記録となっている[注 2][3]。 2000年9月、シドニーで開催されたオリンピックに出場すると、男子100mは10秒35(+0.3)の組6着で2次予選敗退に終わった。男子4×100mリレーでは予選・準決勝・決勝の全てのレースでアンカー(Ángel César、Luis Alberto Pérez-Rionda、イバン・ガルシア、マヨラ)を務めると、決勝ではキューバ記録(38秒00)に迫る38秒04をマークし、アメリカ(37秒61)、ブラジル(37秒90)に次ぐ銅メダル獲得に貢献した[4]。 2001年3月、リスボンで開催された世界室内選手権の男子60m準決勝で6秒60をマークして組4着に入り、着順ではなくタイムで拾われての形ながら準決勝を突破し、世界大会の個人種目で初のファイナリストとなった。迎えた決勝では今大会で一番良いタイムの6秒55をマークするも4位に終わり、3位とは0秒04差でメダルを逃した[5]。 2002年7月12日、ヘタフェで行われた大会の男子100mで追い風参考記録ながら9秒98(+2.9)をマークした。追い風参考記録でなければ、1977年にシルビオ・レオナルドが9秒98をマークして以来、キューバ史上2人目となる電動計時による9秒台の選手だった。 自己ベスト記録欄の( )内の数字は風速(m/s)で、+は追い風を意味する。
主要大会成績
脚注注釈出典
外部リンク
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