ブライアン・ジンガイ
ブライアン・ジンガイ(Brian Dzingai、1981年4月29日 ‐ )は、ジンバブエ・ハラレ出身で短距離走を専門にしている陸上競技選手。200mの自己ベストは20秒12のジンバブエ記録保持者。2008年北京オリンピック男子200mのファイナリスト(4位)である。 経歴2003年8月、パリ世界選手権男子200mで世界選手権初出場を果たすも、1次予選で20秒96(-0.8)の組5着に終わった[1]。 2004年8月、アテネオリンピック男子200mでオリンピック初出場を果たすと、1次予選を20秒72(+2.0)の組4着で突破し、世界大会で初めて最初のラウンドを突破した。2次予選では20秒87(+0.2)の組5着に終わり、準決勝には進めなかった[2]。 2007年8月、大阪世界選手権男子200mの2次予選を20秒28(+0.3)で突破し、世界大会で初のセミファイナリストとなった。準決勝はタイムを落とし、20秒45(-0.4)の組6着で敗退した[3]。 2008年8月、北京オリンピックの開幕式でジンバブエ選手団の旗手を務めた[4]。レースでは男子200mに出場し、1次予選で20秒25(0.0)、2次予選で20秒23(+0.2)と、両ラウンドを全体トップのタイムで突破すると、準決勝は今季シーズンベストタイの20秒17(+0.1)で組2着(全体5位)に入り、世界大会で初めて決勝に進出した。決勝では20秒22(-0.9)をマークして当初6位でゴールするが、ゴール後に2位のチュランディ・マルティナ(19秒82)と3位のウォーレス・スピアモン(19秒85)が共にレーン侵害のため失格となり、その結果ジンガイは4位に繰り上がった[5][6]。 2008年9月14日、年間王者決定戦と呼ばれたワールドアスレチックファイナル男子200mに2大会連続の出場を果たすと、20秒88(-0.1)をマークして6位に入った。ワールドアスレチックファイナルには全部で3回出場することになるが、これが最高成績となった。 2009年8月、ベルリン世界選手権男子200mで世界選手権に4大会連続となる出場を果たすも、2次予選で負傷のため途中棄権に終わった[7][8]。 2010年以降は背中の怪我に悩まされ、世界大会から遠ざかった[9]。 自己ベスト記録欄の( )内の数字は風速(m/s)で、+は追い風、-は向かい風を意味する。
主要大会成績備考欄の記録は当時のもの
脚注
外部リンク
*閉会式はカースティ・コベントリー(女子競泳選手) |
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