ブラディミール・グティエレス
ブラディミール・グティエレス・ロドリゲス(Vladimir Gutiérrez Rodríguez, 1995年9月18日 - )は、キューバのピナール・デル・リオ州ピナール・デル・リオ出身のプロ野球選手(投手)。右投右打。MLBのマイアミ・マーリンズ傘下所属。 経歴2013年から2015年にかけてキューバの国内リーグであるセリエ・ナシオナル・デ・ベイスボルのベゲーロス・デ・ピナール・デル・リオでプレーしていた。 カリビアンシリーズにキューバ代表として参加中の2015年2月、突如チームから離脱し、米球界入りを目指してと見られる失踪のニュースが報じられた[1]。 その後、2016年8月にシンシナティ・レッズと契約した[2]。 2017年、傘下のA+級デイトナ・トーテュガスでプロデビュー。19試合に先発登板して7勝8敗、防御率4.46、94奪三振を記録した。 2018年はAA級ペンサコーラ・ブルーワフーズでプレーし、27試合に先発登板して9勝10敗、防御率4.35、145奪三振を記録した。 2019年はAAA級ルイビル・バッツでプレーし、27試合に先発登板して6勝11敗、防御率6.04、117奪三振を記録した。 2020年は新型コロナウイルスの影響でマイナーリーグの試合が開催されなかったため、公式戦の登板は無かった。なお、6月には禁止薬物使用が発覚し、80試合の出場停止処分を受けている[3]。オフの11月20日にルール・ファイブ・ドラフトでの流出を防ぐために40人枠入りした[4]。 2021年4月25日に前年の処分が明け[5]、5月のマイナーリーグ開幕からはAAA級ルイビルへ配属された。5月28日にメジャー初昇格し[6]、同日のシカゴ・カブス戦にて先発でメジャーデビュー(5回1失点で敗戦投手)[7]。そのまま先発ローテーション入りし、この年メジャーでは22試合に先発登板して9勝6敗、防御率4.74、88奪三振を記録した。 2022年シーズンは開幕してしばらくは引き続き先発として起用されていたが、打ち込まれる試合が続き、シーズン途中にリリーフに配置転換となった。7月11日にトミー・ジョン手術を受けた。結局、この年は10試合に登板(うち8試合は先発)した。しかし、僅か1勝に留まり、防御率7.61、WHIPも1.91といずれも前年より悪化した。 2023年シーズンはリハビリのため、全休した。レギュラーシーズン終了後の10月26日にFAとなった。 2024年2月23日にマイアミ・マーリンズとマイナー契約を結んだ[8]。 投球スタイル球質の重い速球を持ち、変化球ではカーブとスライダーの評価が高い[9]。最速は、2021年に計測した96.1mph(約154.7km/h)である。また、投球ペースはキビキビとしているとの評があり、レッズで同僚であったジェシー・ウィンカーは「見ていて楽しい」と述べている[10]。 詳細情報年度別投手成績
年度別守備成績
背番号
脚注
関連項目外部リンク
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