ヘイ・ポーラ
「ヘイ・ポーラ」(Hey Paula)は、ポールとポーラが1962年11月に発表した楽曲。翌年2月に3週連続全米1位を記録[1]。オリジナルのタイトルは「Paul and Paula」。作詞・作曲はポールことレイ・ヒルデブランド。日本でも文化放送『ユア・ヒット・パレード』で1963年度の年間1位[2]を記録しまた、安井かずみ訳詞(みナみカズみ名義)、田辺靖雄と梓みちよのデュエットでカバーされ大ヒットした。 解説ハワード・ペイン大学の学生レイ・ヒルデブランドが、アネットの1958年12月発売のヒット曲『Tall Paul(トール・ポール)』(全米7位)をヒントに6分を超える長さの原曲『Paul and Paula(ポールとポーラ)』を制作する[3]。大学の音楽サークルのバンドで一緒だったジル・ジャクソンとのデュエットが、二人がレギュラー出演していたテキサス州のローカルラジオで放送される[4]。その音源を別のラジオ局が放送し、リクエストが殺到するなど反響があったためラジオ用に録音をし直した際、Le Camレコード創始者でプロデューサーのメジャー・ビル・スミスの目に留まる[4]。スミスのアドバイスで曲を短縮し「Jill & Ray」の『Paul and Paula』として1962年11月にLe Camからレコード発売、アトランタなどでローカルヒットする。マーキュリー・レコードのプロデューサーシェルビー・シングルトンが権利を買い取り、12月に姉妹レーベルのフィリップス・レコードから「Paul and Paula」の『Hey Paula』に改名して発売された。B面は「恋人ボビー(Bobby Is the One)」。原曲からカットされた部分は2ndシングル『ヤング・ラバーズ』として発表された。 日本では1982年に日産・ラングレーのCMソングとして起用され、シングル盤も再発売されたが、その時のB面は「けんかでデート(First Quarrel)」であった。 カバー
田辺靖雄・梓みちよによるカバー・シングル
田辺靖雄と梓みちよによるシングル「ヘイ・ポーラ」は、1963年6月にキングレコードから発売された(規格品番:EB-7220)。 収録曲
収録アルバム
備考いわゆる王道ポップスで一発屋ソング[6]扱いされるため音楽史的評価は高くないが[7]、2015年5月4日放送のNHK-FM「今日は一日“アナログ時代のアメリカン・ポップス”三昧」において、音楽史的見地での評価が高い曲を差し置いて、司会の宮治淳一と片岡知子が当日オンエアした中で一番印象に残った曲として挙げた。 脚注
関連項目
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