『ベスト・デュエット〜タスキーギ』 ライオネル・リッチー の カバー ・アルバムリリース
2012年 3月9日 2012年3月27日 2012年11月7日 [ 1] ジャンル
カントリー 、R&B 、ポップス 時間
67分00秒(日本盤) レーベル
マーキュリー・レコード プロデュース
ライオネル・リッチー(all songs) トニー・ブラウン(#1, #2, #3, #4, #8, #11, #12, #13, #14)ケニー・チェズニー (#5) バディ・キャノン(#5)ダン・ハフ (英語版 ) (#6, #10) ネイサン・チャップマン(#7, #9) 専門評論家によるレビュー
チャート最高順位
1位(アメリカ[ 2] 、カナダ[ 3] )
2位(オーストラリア[ 4] 、デンマーク[ 5] )
5位(ベルギー・フランデレン地域 [ 6] )
6位(ニュージーランド[ 7] )
7位(イギリス[ 8] 、オランダ[ 9] 、ドイツ[ 10] )
9位(オーストリア[ 11] )
10位(スウェーデン[ 12] )
26位(ノルウェー[ 13] )
31位(スイス[ 14] )
52位(イタリア[ 15] )
71位(スペイン[ 16] )
74位(ベルギー・ワロン地域 [ 17] )
134位(フランス[ 18] ) ライオネル・リッチー アルバム 年表
ジャスト・ゴー (2009年) ベスト・デュエット〜タスキーギ (2012年)
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『ベスト・デュエット〜タスキーギ 』(原題:Tuskegee )は、アメリカ合衆国 のR&B 歌手ライオネル・リッチー が2012年 に発表したアルバム 。リッチーが過去に発表したオリジナル曲を、カントリー ・アレンジ でリメイクし、カントリー界のゲスト・ミュージシャン達とデュエットした内容である[ 1] 。
背景
アルバム・タイトルはリッチーの故郷であるアラバマ州 タスキーギ にちなんでおり[ 19] 、リッチーは2012年のインタビューにおいて「昔のアラバマ州では、カントリー・ミュージックこそがポップ・ミュージックだったんだよ」と語っている[ 20] 。なお、リッチーは以前の活動においてもカントリーとの接点があり、「レイディ」は元々ケニー・ロジャース に提供された曲で、本作のリメイク・ヴァージョンでもロジャースが本人参加した[ 20] 。また、「ディープ・リヴァー・ウーマン」のオリジナル・ヴァージョンにはアラバマ がゲスト参加したが、本作ではリトル・ビッグ・タウン と共演した[ 20] 。
日本盤CDでは「エンドレス・ラヴ 」のデュエット・パートナーがCrystal Kay に変更されており[ 1] 、ボーカルは別録りだが、ミュージック・ビデオ はリッチーの自宅で一緒に撮影された[ 21] 。リッチーはCrystal Kayの歌唱に関して「彼女たち(ダイアナ・ロス 、シャナイア・トゥエイン )のコピーではなく、自分自身で臨んでくれたんだ」と称賛している[ 22] 。
反響
母国アメリカでは発売初週に約19万9千枚を売り上げ、リッチーのアルバムのうち1991年(サウンドスキャンの集計が開始された年)以降の作品としては最大の初週売り上げを記録したが、総合アルバム・チャートのBillboard 200 における初動順位は、マドンナ の『MDNA 』に敗れて2位となった[ 23] 。しかし、最終的にはBillboard 200で2週にわたり1位に達して[ 24] 、リッチーにとって『セイ・ユー、セイ・ミー 』(1986年)以来26年ぶりの全米1位獲得アルバムとなった[ 2] 。また、『ビルボード 』のカントリー・アルバム・チャートでも1位を獲得した[ 25] 。本作からのシングル「ディープ・リヴァー・ウーマン」は、『ビルボード』のカントリー・ソング・チャートで60位を記録した[ 26] 。
デンマークでは、本作からの先行シングル「セイ・ユー、セイ・ミー 」(ラスマス・シーバック (英語版 ) とのデュエット・ヴァージョン)がシングル・チャートで3位に達し、本作は2016年3月16日付のアルバム・チャートで初登場6位となって、翌週には2位を記録した[ 5] 。
全英アルバムチャート では7位に達し、自身11作目の全英トップ10アルバム(ベスト・アルバムも含む)となった[ 8] 。スウェーデンのアルバム・チャートでは10位に達し、『トゥルーリー』(1998年)以来14年ぶりに、同国におけるトップ10入りを果たした[ 12] 。
評価
Stephen Thomas Erlewineはオールミュージック において5点満点中3点を付け「どれほどフィドルやスティール・ギターが追加されていても(決して過剰には追加されていないが)、各曲とも原型を認識できないほど大きく変化したわけではなく、メロディは常に堂々と突出しており、土臭さは微塵たりとも感じられない」と評している[ 19] 。Mikael Woodは『エンターテインメント・ウィークリー 』誌のレビューでAマイナスを付け、「スタック・オン・ユー」におけるダリアス・ラッカーとのデュエットと、「ディープ・リヴァー・ウーマン」におけるハーモニーを聴き所として挙げた[ 27] 。また、Rob Tannenbaumは2012年3月27日付の『ローリング・ストーン 』誌のレビューで5点満点中3点を付け「ナッシュビルのカラオケ・バーに入ったら、ライオネル・リッチーが彼の柔和なR&Bヒットを、大勢のカントリー系のスター達と一緒に歌っている、そんな光景を想像してほしい。なんと素晴らしい休日か!」と評している[ 28] 。
収録曲
特記なき楽曲はライオネル・リッチー作。
アメリカ盤
"You Are " (Lionel Richie, Brenda Harvey Richie)
"Say You, Say Me "
"Stuck on You "
"Deep River Woman "
"My Love "
"Dancing on the Ceiling " (L. Richie, Carlos Rios, Michael Frenchik)
"Hello "
"Sail On "
"Endless Love "
"Just for You " (L. Richie, Paul Barry, Mark Taylor)
"Lady "
"Easy "
"All Night Long "
日本盤
ユー・アー "You Are " (L. Richie, B. Richie) – 5:00
セイ・ユー、セイ・ミー "Say You, Say Me " – 5:09
スタック・オン・ユー "Stuck on You " – 3:21
ディープ・リヴァー・ウーマン "Deep River Woman " – 4:09
マイ・ラヴ "My Love " – 5:33
ダンシング・オン・ザ・シーリング "Dancing on the Ceiling " (L. Richie, C. Rios, M. Frenchik) – 4:20
ハロー "Hello " – 4:30
セイル・オン "Sail On " – 5:05
エンドレス・ラヴ "Endless Love " – 4:20
ジャスト・フォー・ユー "Just for You " (L. Richie, P. Barry, M. Taylor) – 4:11
レイディ "Lady " – 4:09
イージー "Easy " – 4:30
オール・ナイト・ロング "All Night Long " – 4:57
with ジミー・バフェット&コーラル・リーファー・バンド
エンジェル "Angel " (L. Richie, P. Barry, M. Taylor) – 3:59
エンドレス・ラヴ(リミックス) "Endless Love (Remix) " – 3:37
参加ミュージシャン
フィーチャリング・ゲストに関しては上記「収録曲」参照。
ライオネル・リッチー - ボーカル 、キーボード 、バックグラウンド・ボーカル
ゴードン・モート - キーボード、ピアノ
ジョン・ジャーヴィス - キーボード
マイケル・アトリー - キーボード
スティーヴ・ネイサン - キーボード
チャーリー・ジャッジ - キーボード、スティール・ギター
ランディ・マコーミック - ハモンドオルガン
ジョン・ホブス - ピアノ
ティム・ラウアー - ピアノ、ハモンドオルガン
ブッチ・カー - シンセサイザー
Ilya Toshinsky - ギター 、バンジョー
ケニー・グリーンバーグ - ギター
マック・マカナリー - ギター、バックグラウンド・ボーカル
ピーター・メイヤー - ギター、バックグラウンド・ボーカル
トム・ブコヴァック - ギター
ジョン・ウィリス - ギター
ジョン・ジョーゲンソン - ギター
パット・ブキャナン - ギター
ダン・ハフ - ギター
ブライアン・サットン - ギター、マンドリン
ジェリー・マクファーソン - ギター
ダン・ダグモア - スティール・ギター
ドイル・グリシャム - スティール・ギター
ポール・フランクリン - スティール・ギター
ジム・メイヤー - ベース 、バックグラウンド・ボーカル
ジミー・リー・スロアス - ベース
マイケル・ローズ - ベース
ラリー・パクストン - ベース
ティム・マークス - ベース
チャド・クロムウェル (英語版 ) - ドラムス
ロジャー・グース - ドラムス
ポール・レイム - ドラムス
クリス・マクヒュー - ドラムス
Nik Buda - ドラムス
ネイサン・チャップマン - キーボード、ウクレレ 、ギター、ベース、ドラムス、プログラミング
ラルフ・マクドナルド - パーカッション
ロバート・グリニッジ (英語版 ) - スティール・ドラム
ミッキー・ラファエル (英語版 ) - ハーモニカ
Jonathan Yudkin - フィドル
ジョン・ラヴェル - トランペット
ジム・ホーン (英語版 ) - サクソフォーン
クリス・ロドリゲス - バックグラウンド・ボーカル
キム・キーズ - バックグラウンド・ボーカル
Nadirah Shakoor - バックグラウンド・ボーカル
ペリー・コールマン - バックグラウンド・ボーカル
ティナ・ガリクソン - バックグラウンド・ボーカル
クリス・カーマイケル - ストリングス ・アレンジ
脚注・出典
外部リンク