ベンジャミン・ウォーターハウス![]() ベンジャミン・ウォーターハウス(Benjamin Waterhouse、1754年3月4日 - 1846年10月2日)は、アメリカ合衆国の医師である。ハーバード医学校の設立者の一人で、教授を務めた。アメリカ合衆国で初めて種痘を実施したことで知られる.[1]。 略歴ロードアイランド州のニューポートのクエーカー教徒の椅子職人の息子に生まれた[2]。16歳の時に、医師に弟子入りして医学の世界に入った。21歳でヨーロッパに渡り、ロンドンのジョン・フォザーギルのもとや、エディンバラ大学の医学校などの有名な施設で医学を学んだ。ライデン大学で1780年に医学の学位を得た[3]。オランダでは後にアメリカの大統領となるジョン・アダムスとルームメートであった。 1782年にアメリカに戻り、ジョン・ウォーレン(John Warren)、アーロン・デクスター(Aaron Dexter)らとハーバード医学校を設立し、医学理論、臨床医学を教えた。ロードアイランド州のRhode Island College(現在のブラウン大学)の研究員(フェロー)にも選ばれた[4]。1795年にアメリカ芸術科学アカデミーの会員に選ばれた。1814年にボストン医学校の設立に反対して、ハーバード医学校を退職した。 アメリカ合衆国での種痘を実施に関しては、天然痘の防止に種痘を用いることを旧知の大統領、ジョン・アダムスに訴えるが、返事がなかったことから、副大統領のトーマス・ジェファーソンに資料を送り、1900年に援助をうけることに成功した。翌年、ジェファーソンは大統領になり、ウォーターハウスは、エドワード·ジェンナーの開発した牛痘ワクチン接種を自分の4人の子供に実施した。ボストンの保健委員会のおこなった、ワクチン効果の実証実験を主管し、その免疫効果のあることを実証した[5]。 著作
参考文献
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