ペーザロ・エ・ウルビーノ県
ペーザロ・エ・ウルビーノ県(ペーザロ・エ・ウルビーノけん、イタリア語: Provincia di Pesaro e Urbino)は、イタリア共和国マルケ州に属する県の一つ。ペーザロとウルビーノがともに県都とされる。最大の都市はペーザロ。 地理位置・広がり![]() ![]() マルケ州最北部に位置する県で、東にアドリア海に面し、北にエミリア=ロマーニャ州およびサンマリノ共和国、西にウンブリア州およびトスカーナ州と接する。
主要な都市・集落2001年の国勢調査に基づく居住地区(Località abitata)別人口統計[2]によれば、人口6000人以上の都市・集落は以下の通り。( )内は所属コムーネ(自治体)名を示すが、都市名と同一の場合は省いた。
歴史![]() 中世には、ウルビーノを中心とするウルビーノ公国が周辺一帯を治めていた。ウルビーノ公国は、1523年にペーザロに都を移した。1631年、ウルビーノ公国は教皇領(教皇国家)に編入され、その一行政区となった。1816年、教皇国家が行政区画を再編した際、ウルビーノ・エ・ペーザロ管区 (it:Delegazione apostolica di Urbino e Pesaro) が置かれた。 1860年のイタリア統一に際し、ペーザロ・エ・ウルビーノ県 (Provincia di Pesaro e Urbino) が設置された。 2009年に、カステルデルチ、マイオーロ、ノヴァフェルトリア、ペンナビッリ、サン・レーオ、サンターガタ・フェルトリア、タラメッロの7コムーネ(328 km²)が、エミリア=ロマーニャ州リミニ県所属に移された (it:Variazioni territoriali e amministrative delle Marche#2009) 。 行政区画コムーネ![]() ペーザロ・エ・ウルビーノ県には50のコムーネが属する。主要なコムーネ(人口上位10位)は下表の通り。左端の数字はISTATコードを示す。人口は2023年1月1日現在[1]
21世紀に入って以降、以下のコムーネ統廃合 (it:Fusione di comuni italiani) が行われている。
また、以下のコムーネがペーザロ・エ・ウルビーノ県からリミニ県(エミリア=ロマーニャ州)に移管されている。
コムーネ共同体広域行政組織である山岳部共同体に代わり、以下のコムーネ共同体がある。
文化・観光![]() 文化遺産県には世界遺産が一つある。 食文化州内で唯一のDOP認証を受けているチーズ、カショッタ・ドゥルビーノがある[3]。 スポーツ県内に本拠を置くプロサッカークラブとしては以下がある。所属リーグは2012-13シーズン現在。
交通道路
鉄道おおむね北および西を優先し、通過点もしくはその近傍の地名を示す。〔 〕内は県外。 港湾空港ゼネラル・アビエーションの空港が、ファーノ (it:Aeroporto di Fano) にある。 人物著名な出身者
脚注
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