マイケル・ダディコフ
マイケル・ジョゼフ・スティーヴン・ダディコフ・Jr.(Michael Joseph Stephen Dudikoff Jr.[1], 1954年10月8日[2] - )は、アメリカ合衆国の俳優。 来歴生い立ちかつてアメリカ陸軍に従事していた父マイケル・ジョゼフ・スティーヴン・ダディコフ・シニアと、ケベック出身のピアニストである母リタ・T・ジラルダンの四男としてカリフォルニア州ロサンゼルス郡レドンドビーチに生まれる。地元の公立高校を卒業後、同州所在のコミュニティ・カレッジの一つであるロサンゼルス・ハーバー・カレッジで児童心理学を学ぶ[3]。 ファッションモデルコミュニティ・カレッジの学費を支払うため、虐待された青少年を対象とするリハビリテーション施設やレストランで働いていたところ[4][5]、モデル業に度々スカウトされるようになる。ショッピングモールでのキャットウォークを皮切りに、カルバン・クラインやGQ、日本コカ・コーラなどのブランド・媒体でもファッションモデルやキャンペーンモデルを務めた。 コメディ俳優すぐに俳優としてもキャリアを始動し、CBSのテレビドラマ『Dallas』やABCのシットコム『Out of the Blue』に脇役として出演するようになる。1970年代末、CBSのシットコム『ハッピーデイズ』でエリン・モーラン演じるジョニーの最初のボーイフレンド役を演じていたところ、同番組のスタジオ収録をたまたま観覧に訪れていたパラマウント映画社長ゲイリー・ナーディノの目に留まり、同社との優先的な出演契約を結ぶことになった[6]。 1980年代に入ると、ニール・サイモン脚本の『わたしは女優志願』やトム・ハンクス主演の『独身SaYoNaRa! バチェラー・パーティ』などのコメディ映画に出演したほか、ABCのシットコム『Star of the Family』ではメインキャストの一人に起用される。 アクション俳優1985年、アクション映画の主演俳優を探していたキャノン・グループ関係者の目に留まり、『アメリカン忍者』の主人公ジョー・アームストロング役に抜擢される。キャノン・グループ総帥メナヘム・ゴーランからは、第二のジェームズ・ディーンとしての期待を寄せられた。それまで主にコメディ畑で活動してきたダディコフにとって、自分がアクション映画の主役に起用されたことは驚きだったという[7]。その後はキャノン・グループを代表するアクションスターの一人として、チャック・ノリス、チャールズ・ブロンソン、ショー・コスギ、ジャン=クロード・ヴァン・ダムらとともに1980年代アクション映画の黄金時代を築き上げた。 1990年代以後も『ソルジャー・ボーイズ』や『エグゼクティブ・コマンド』などの本格アクション映画はもとより、青春アドベンチャー要素を取り入れた『わたしを救けて/レスキュー・ミー!』、SF要素を前面に押し出した『スペース・オデッセイ』など、様々なモチーフのアクション映画で主役・主役級の役柄を演じ、1998年公開の『ジェリー・スプリンガー ザ・ムービー/人の不幸はクセになる』では久々にコメディ俳優としての才能を浮かび上がらせている[8]。 活動休止と復帰俳優業からのしばしの休息が必要だと考え、2004年には中古住宅のリフォーム仲介業に転身するも[9]、2013年にウェブドラマシリーズ『Zombie Break Room』で俳優復帰を果たした[10][11][12]。2014年以降はキャノン・グループに関する複数のドキュメンタリー作品に出演したほか、アクション映画『ネイビーシールズ:オペレーションZ』の助演俳優として銀幕にも復帰している。 私生活
出演作品![]()
脚注
外部リンク
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