マギーズ・プラン 幸せのあとしまつ
『マギーズ・プラン 幸せのあとしまつ』(マギーズプランしあわせのあとしまつ、Maggie's Plan)は2015年にアメリカ合衆国で公開されたロマンティック・コメディ映画である。監督はレベッカ・ミラー、主演はグレタ・ガーウィグが務めた。 ストーリーマギー・ハーデンはアート関係の仕事に携わりつつ、大学でデザインを学んでいた。あるとき、彼女は子供が欲しいと思うようになり、旧知のガイ・チャイルダーズから精子の提供を受けた。 大学で、マギーは文化人類学者のジョン・ハーディングと知り合いになった。彼はコロンビア大学で教鞭を執るジョーゼットと結婚していたが、全てを研究に捧げる妻に嫌気がさしていた。その後、2人は大学でよく顔を合わせる関係になり、ジョンはマギーに「私は小説を書き進めているのです」という秘密を明かした。ジョンの小説を読み始めるようになったマギーは、それ以来、彼と小説の話をするようになった。 マギーがチャイルダーズの精子を注入しようとした矢先、ドアのベルが鳴った。マギーがドアを開けると、そこにはジョンが立っていた。ジョンは彼女に「君に惹かれているんだ。子供の父親になりたい」と告白した。 それから3年後、マギーとジョンは結婚し、娘のリリーとジョンの連れ子2人と共に幸せな生活を送っていた。しかし、マギーは自分の仕事を後回しにして子供3人の世話と夫のサポートに明け暮れている現状に不満を抱いていた。ある日、リリーと散歩に出かけたマギーは、チャイルダーズにばったり会った。リリーの顔を見たチャイルダーズは彼女を自分の娘だと勘違いした。リリーがジョンの娘だと知ったチャイルダーズは複雑な気分になった。 そんなある日、ジョーゼットがまだジョンを愛していると痛感したマギーは、魅力を失いつつある夫をジョーゼットに返す算段を整え始めた。 キャスト
製作2014年1月9日、レベッカ・ミラーの新作映画でグレタ・ガーウィグが主演を務めることになったとの報道があった[3]。15日、ジュリアン・ムーアが本作に出演すると報じられた[4]。5月1日、クライヴ・オーウェンが本作に出演することになったとの報道があったが、本作の劇場公開版に彼が出演したシーンはなかった[5]。2015年2月2日、トラヴィス・フィメルの出演が決まった[6]。3日、イーサン・ホーク、ビル・ヘイダー、マーヤ・ルドルフの出演が決まったと報じられた[7]。23日、本作の主要撮影がニューヨークで始まった[7]。 公開2015年9月12日、本作は第40回トロント国際映画祭でプレミアを迎えた[8]。その直後、ソニー・ピクチャーズ・クラシックスが本作の配給権を獲得したと発表した[9]。10月4日にはニューヨーク映画祭での上映が行われた[10]。2016年1月22日、本作はサンダンス映画祭で上映された[11]。2月15日、本作はパノラマ部門に出品されていた第66回ベルリン国際映画祭で上映された[12][13]。 評価本作は批評家から好意的に評価されている。映画批評集積サイトのRotten Tomatoesには165件のレビューがあり、批評家支持率は85%、平均点は10点満点で7.1点となっている。サイト側による批評家の見解の要約は「主演のグレタ・ガーウィグによる魅力的な演技のお陰で、『マギーズ・プラン 幸せのあとしまつ』はロマコメ的な感受性に知的かつ予想を裏切る捻りを加えている。」となっている[14]。また、Metacriticには35件のレビューがあり、加重平均値は76/100となっている[15]。 出典
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