マリーズビル (英 : Murrysville )は、アメリカ合衆国 ペンシルベニア州 のウェストモアランド郡 にある町(ボロ )。人口は2万1006人(2020年)。1976年8月にホームルール自治体となった。
地理
マリーズビルは北緯40度26分5秒 西経79度39分24秒 / 北緯40.43472度 西経79.65667度 / 40.43472; -79.65667 (40.434828, -79.656724)に位置している[ 2] 。ピッツバーグ市からは東にアメリカ国道22号線で約20マイル (32 km) にあり[ 3] 、ウェストモアランド郡とアレゲニー郡 の郡境のすぐ東に位置している。マリーズビルは、モンロービル にある州間高速道路376号線の東端で、アメリカ国道22号線の東行き標識に明示される行き先となっている。
アメリカ合衆国国勢調査局 に拠れば、領域全面積は36.9平方マイル (96 km2 )であり、このうち陸地36.9平方マイル (96 km2 )、水域率は0.03%である
マリーズビルの中にある地区としては、マリーズビルハイツ、ヘザーハイランズ、フランクリンエステイツ、ダニングタウン、ニューロンズバーグ、リンガータウン、サーディス、ホワイトバレーがある。別の自治体であるイクスポート・ボロがマリーズビルに取り囲まれる形で存在している。
政府
マリーズビルは2年毎に改選される首長が統治しており、行政と管理の権限をもっている。また7人の委員で構成され、立法権限がある立法委員会があり、委員の任期は4年間である[ 4] 。
1970年代半ばに、マリーズビルはタウンシップから、ボロ、ホームルール自治体と3つの形態を経験し、さらに名称もフランクリン・タウンシップからフランクリン・ボロ、マリーズビル・ボロ、マリーズビル自治体と3度も変えた。1976年からマリーズビル自治体としてホームルール憲章の下に運営されている。
人口動態
人口推移
年
人口
%±
1930 3,535 —
1940 3,797 7.4% 1950 4,937 30.0% 1960 8,517 72.5% 1970 12,244 43.8% 1980 16,036 31.0% 1990 17,240 7.5% 2000 18,872 9.5% 2010 20,079 6.4% 2020 21,006 4.6% source:[ 5]
以下は2000年国勢調査 による人口統計データである[ 6] 。
基礎データ
人口: 18,872 人
世帯数: 7,083 世帯
家族数: 5,630 家族
人口密度 : 197.3人/km2 (511.0 人/mi2 )
住居数: 7,396 軒
住居密度: 77.3軒/km2 (200.3 軒/mi2 )
人種別人口構成
年齢別人口構成
18歳未満: 24.9%
18-24歳: 4.9%
25-44歳: 24.3%
45-64歳: 30.3%
65歳以上: 15.6%
年齢の中央値: 43歳
性比(女性100人あたり男性の人口)
世帯と家族 (対世帯数)
18歳未満の子供がいる: 34.5%
結婚・同居している夫婦: 71.8%
未婚・離婚・死別女性が世帯主: 5.5%
非家族世帯: 20.5%
単身世帯: 18.4%
65歳以上の老人1人暮らし: 9.0%
平均構成人数
収入と家計
収入の中央値
世帯: 64,071米ドル
家族: 72,740米ドル
性別
男性: 58,553米ドル
女性: 32,567米ドル
人口1人あたり収入: 32,017米ドル
貧困線 以下
対人口: 2.8%
対家族数: 2.2%
18歳未満: 3.1%
65歳以上: 3.9%
教育
マリーズビルの公共教育はフランクリン地域教育学区が管轄している。この学区は小学校3校、中学校1校、高校1校、計5校を運営している。フランクリン地域高校は「ペンシルベニア州で成績の良い公立高校50傑」に挙げられている[ 7] 。マリーズビルは犯罪率が平均より低いが、2014年4月9日、フランクリン地域高校で無差別殺傷事件が起こり、生徒と守衛の21人が負傷した[ 7] [ 8] 。
私立学校は、マザー・オブ・ソローズ・カトリック学校がある[ 9] 。
著名な出身者
地元の特徴
ヘイメイカー・ガス井戸は国内初の商業用天然ガス井戸となった。世界最大の産出量を誇った時期もあった[ 10] 。
1933年からマリーズビルの綴りを樹木を使って表した標識がある[ 11] 。この表示は地元のボーイスカウトが文字の形に植樹して作った。場所は大きな丘の上にあるので、国道22号線をモンロービルとの町境から入ってくると見ることができる。1947年、"Ripley's Believe It Or Not " とする樹木の表示ができ、世界最大の樹木による標識となった[ 12] 。現在では世界最大でも国内最大でもなくなった[ 13] 。マリーズビルの "Y" 字はヘイメイカーガス井戸を指し示している。
脚注
^ “Quickfacts.census.gov ”. 2024年3月5日閲覧。
^ “US Gazetteer files: 2010, 2000, and 1990 ”. United States Census Bureau (2011年2月12日). 2011年4月23日閲覧。
^ “Murrysville: United States ”. Geographical names . 2014年4月9日閲覧。
^ Murrysville Council Archived 2012年5月12日, at the Wayback Machine .
^ “About Murrysville ”. Municipality of Murrysville. 2013年11月2日時点のオリジナル よりアーカイブ。2011年3月9日閲覧。
^ “American FactFinder ”. United States Census Bureau . 2008年1月31日閲覧。
^ a b Alex Johnson (2014年4月9日). “Five Questions About Alex Hribal and the Pennsylvania School Stabbings ”. NBC News. 2015年7月14日閲覧。
^ Up to 22 people stabbed at Pennsylvania high school
^ Mother of Sorrows Catholic School
^ http://www.explorepahistory.com/hmarker.php?markerId=436
^ "Murrysville"
^ Cleary, Caitlin (2005年6月6日). “Murrysville landmark is fading from view” . Pittsburgh Post-Gazette . http://www.post-gazette.com/pg/05157/516504.stm
^ "Luecke" , near San Antonio, Texas, is much larger.
外部リンク