マルシャル・ムバンジョク
マルシャル・ムバンジョク(Martial Mbandjock、1985年10月14日 ‐ )は、フランス・ルーベ出身で短距離走が専門の陸上競技選手。100mの自己ベストはフランス歴代5位の10秒06。 経歴2007年7月、ヨーロッパU23選手権の男子100m準決勝を10秒16(+1.6)の自己ベスト(当時)で突破するも、決勝は10秒27(+0.2)とタイムを落とし銅メダルに終わった[1]。 2007年8月、大阪世界選手権でシニアの世界大会に初出場を果たすも、男子100m2次予選で10秒39(+0.8)の組7着に終わり、準決勝には進めなかった[2]。 2008年3月、バレンシア世界室内選手権の男子60m予選を突破し、シニアの世界大会で初のセミファナリストになると、準決勝では6秒65の自己ベスト(当時)をマーク。しかし、決勝に着順で進出できた組2着以内には入れず、タイムで拾われた最後の枠の選手とは0秒02差で決勝進出を逃した[3]。 2008年7月、フランス選手権の男子100m決勝でフランス歴代3位(当時)の記録となる10秒06(+1.7)をマークし、初優勝を成し遂げた[注 1][4]。 2008年8月、北京オリンピックでオリンピックに初出場を果たすと、男子100m2次予選を10秒16(0.0)で突破し、初出場ながらセミファイナリストとなった[5]。準決勝は10秒18(+0.3)の組8着に終わり、決勝進出はならなかった[6]。 2009年7月、地中海競技大会の男子100m決勝を10秒15(+1.0)で制し、主要国際大会で初の金メダルを獲得した[7]。 2009年8月、ベルリン世界選手権に出場。男子100mは前回大会に続きセミファイナリストになるも、準決勝で10秒18(+0.2)の組6着に終わり、またしても準決勝で敗退した[8]。シニアの世界大会初出場となった男子200mは2次予選を20秒55(0.0)の自己ベスト(当時)で突破し、100mに続いてセミファイナリストとなった[9]。準決勝は組4着までに入れば決勝に進出できたが、20秒43(+0.3)の自己ベストをマークするも組5着に終わり、組4着とは0秒15差で決勝進出を逃した[10]。男子4×100mリレーは予選と決勝でフランスチームの2走を務め、ロナルド・ポニョン、ムバンジョク、エディー・ド・レピーヌ、クリストフ・ルメートルのオーダーで臨んだ決勝は39秒21をマークしての8位に貢献した[11]。 2010年7-8月、ヨーロッパ選手権に初出場を果たした。男子100mは決勝に進出すると、2位から5位までが同タイムという激戦の中で3位に入り、クリストフ・ルメートル(10秒11)、マーク・ルイス=フランシス(10秒18)に次いで銅メダルを獲得した[12]。男子200mでも決勝に進出すると、決勝では自己ベスト(20秒38)に迫る20秒42(-0.8)をマークし、クリストフ・ルメートル(20秒37)、クリスチャン・マルコム(20秒38)に次いで銅メダルを獲得した[13]。男子4×100mリレーでは予選と決勝でフランスチームのアンカーを務めると、ジミー・ヴィコ、クリストフ・ルメートル、ピエール=アレクシス・ペソノ、ムバンジョクのオーダーで臨んだ決勝では38秒11をマークし、イタリア(38秒17)、ドイツ(38秒44)を破っての金メダル獲得に貢献した[14]。 自己ベスト記録欄の( )内の数字は風速(m/s)で、+は追い風を意味する。
主要大会成績備考欄の記録は当時のもの
フランス選手権優勝したフランス選手権 (en) とフランス室内選手権を記載
脚注注釈
出典
外部リンク
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