マルチメディアステーション

マルチメディアステーション(Multimedia Station、略称MMS)は、コンビニエンスストアの店舗内などに設置された、双方向通信が可能な情報通信端末。形態により、マルチメディアキオスク略称MMK)、マルチコピー機などとも呼ばれる。

コンビニエンスストアなどがオンラインシステムを活用して、情報商材(チケット類=いわゆるプレイガイド機能、デジタルコンテンツ等)を取り扱うために、顧客自らの操作により商材を直接注文できるように設置したものである。機能の向上により様々な商材を扱えるようになっている。顧客は画面上のタッチパネルを操作して注文を行う。チケット類の購入にあたっては端末からクーポンを出力させ、レジにてクーポンおよび代金と引き替えにチケットを受け取る。

類型

MMS特化型

MMS機能に特化したもので、端末本体は現金を取り扱わない。主に日本台湾のコンビニエンスストアで普及している。

日本
台湾

マルチコピー機

セブン-イレブンでは「マルチコピー機」と称し、店頭のコピー機にMMS機能を複合させている。ファミリーマートも専用端末「Famiポート」を廃止し、マルチコピー機へMMS機能を統合する方式へ移行した。

商品購入時に発行される申込券はレシートタイプではなく、A4判のコピー用紙に印刷される。

FAX組み込み型

公衆ファクシミリにMMS的な機能を持たせる事例もある。ヤマト運輸の「クロネコFAX」、初期の「Famiポート」など。

MMK (マルチメディアキオスク)

日本国内では「MMK」(「マルチメディアキオスク」の略)の名称で全国展開する[3]。ATM複合型とレジ端末組み込み型がある。

ATM複合型は、現金自動預け払い機 (ATM) にMMS機能を追加した複合機。ATM機能が中心で、現金取り扱い(金融機関の入出金、公共料金収納代行)以外の機能は限定的で、形態としてはコンビニATMに類似する。

しんきんMMK

レジ端末への組み込むを含む収納代行専門端末もあり、日本国内ではしんきん情報サービスとの提携による「しんきんMMK」として、信用金庫[3]信用組合[3]コンビニエンスストアNewDaysほか)[3]スーパーマーケットイオングループほか)[3]ドラッグストアツルハホールディングスほか)[3]病院など医療機関売店ヤマザキYショップが多い)[3]、公共機関内売店[3]大学など教育機関内売店などで[3]、コンビニ決済対応あるいは専用払込用紙での収納代行に対応している[3]

取り扱い品目例

端末の種類により扱わない品目も存在する。

脚注

  1. ^ 「再編・淘汰 一段と加速 どうなる今年の流通業 外食 店舗を情報拠点に 高速通信やゲーム端末」『日本経済新聞』2002年1月4日付朝刊、18ページ
  2. ^ a b ガストなどのファミレス卓上端末 プラスeでのプレイ”. IQ診断力脳. アキュートエンターテインメント. 2008年4月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年7月5日閲覧。 “インターネットアーカイブによる2008年4月20日時点のアーカイブページ”
  3. ^ a b c d e f g h i j 公共料金等の窓口収納サービス MMK設置店リスト 株式会社しんきん情報サービス、2025年6月25日閲覧。
  4. ^ 沖縄県労働金庫による案内 沖縄県労働金庫、2010年9月15日[リンク切れ]

関連項目

外部リンク

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