マークオブエスティーム
マークオブエスティーム (Mark of Esteem) はアイルランドで生産され、イギリスとUAEで調教を受けた競走馬。ゴドルフィン初期の代表馬の一頭。 競走馬時代1995年7月の未勝利戦でデビューし、この年のカルティエ賞最優秀2歳牡馬を受賞するアルハースの2着に敗れる。2走目で初勝利を挙げるが、その後故障を発生する。この故障を巡って馬主のシェイク・モハメドと調教師のヘンリー・セシルとの間で対立が表面化し、結局シェイク・モハメドがマークオブエスティームを含むすべての所有馬をヘンリー・セシル厩舎から引き揚げるという形で決着し、サイード・ビン・スルール厩舎へと転厩した。 1996年の2000ギニーで復帰し、これに勝利。重賞初勝利をG1で飾った。続くセントジェームズパレスステークスではマークオブエスティームに加え、プール・デッセ・デ・プーラン(フランス2000ギニー)優勝馬アシュカラニ、アイリッシュ2000ギニー優勝馬スピニングワールドも出走。3頭の各国2000ギニー優勝馬が揃う豪華な顔ぶれとなったが、4番人気の伏兵馬ビジューダンドが優勝するなか9頭立ての8着に沈んだ。 2か月の休みのあとセレブレーションマイル(イギリスG2)に優勝、続くクイーンエリザベス2世ステークスにも勝利した。この年のクイーンエリザベス2世ステークスにはアシュカラニやビジューダンドに加えサセックスステークス優勝馬ファーストアイランドやボスラシャムが出走しており、この強豪馬達を相手に快勝したマークオブエスティームには、国際クラシフィケーションで133ポンド、タイムフォームレーティングで137ポンドという非常に高い評価が与えられた。 次走では初のアメリカ遠征となるブリーダーズカップ・マイルに出走。1番人気に支持されたものの7着に敗れ、この年限りで引退した。 競走成績
種牡馬時代故郷のダルハムホールスタッドで種牡馬入りし、ダービーステークス優勝馬サーパーシーなどを輩出している。日本では、ブルードメアサイアーとして2010年のNHKマイルカップを日本レコードで制したダノンシャンティを輩出している。 主な産駒
ブルードメアサイアー(母の父)として
血統表
脚注
外部リンク
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