マーク・ウエダ
マーク・トシロー・ウエダ(英語: Mark Toshiro Uyeda、日本名:上田 俊郎〈うえだ としろう〉、1970年 - )[1][2]はアメリカ合衆国の弁護士、政府職員。2022年6月30日より米国証券取引委員会(SEC)委員。共和党員[3]。SEC委員就任前は15年以上にわたってSEC職員として勤務していた[4]。アジア太平洋系のアメリカ人で初のSEC委員である[5][6]。 経歴カリフォルニア州フラートンで日系アメリカ人の両親の下に生まれる[1]。母方祖父のマック・ユキヒロはカリフォルニア州ウェストミンスターで個人商店ユキヒロ・プロデュースを経営していた。母や母方の親戚は第二次世界大戦中、大統領令9066号によりアーカンソー州のローワー戦争移住センターに強制収容され、作物の運転手であった祖父は強制収容所内で救急車の運転手として働いていた。このため、戦後事業の再建を余儀なくされた[7]。 1992年にジョージタウン大学経営管理学部を卒業し、理学の学位を取得した[8]。その後、デューク大学ロースクールで法務博士の学位を取得した[9][10]。 弁護士としての経歴ロースクール卒業後、1995年から1996年にかけてK&L ゲーツでアソシエイトとして従事、その後ロサンゼルスにあるオメルベニー・アンド・マイヤーズのアソシエイト職に1997年から2004年まで従事した。2004年にカリフォルニア州企業局局長首席顧問に任命され、2006年まで従事した。 2006年に米国証券取引委員会弁護士兼アドバイザーに任命された。また、上院銀行・住宅・都市問題委員会の共和党スタッフとしても活動した[11][12]。 SEC委員として2022年4月、ジョー・バイデン大統領はウエダをエラッド・L・ロイスマンの後継のSEC委員として推薦した[13]。 2022年6月16日、上院は、ウエダを民主党員のジェイミー・リサラガとともにSEC委員への就任を承認した[14]。ウエダの就任によりSEC委員5名のうち共和党員は2名となった(もう1名はヘスター・パース)[15]。ウエダはアジア系アメリカ人で初のSEC委員である[5][6]。2023年6月2日、バイデン大統領はウエダをSEC委員として再任する意向を表明した[16]。2023年12月20日、上院は発声採決によりウエダの人事を承認した[17]。2024年1月3日に2期目の宣誓を行った[18]。 脚註
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