ミハイル・コガルニセアヌ級河川砲艦
ミハイル・コガルニセアヌ級河川砲艦(英語: Mihail Kogălniceanu class river monitor)は、ルーマニア海軍の河川砲艦の艦級[1]。1310型やブルタールIII級と表記することもある[3]。 ルーマニアのドロベタ=トゥルヌ・セヴェリンにあるドロベタ造船所によって3隻が建造された[1]。ルーマニア海軍のドナウ川小艦隊に配備されており[3]、ブライラを拠点としている[1]。2023年時点で3隻が運用中である[2]。 設計ドナウ川で運用することを想定した設計で、艦には装甲が施されている[4]。要目は資料により差異があり、「Jane's Fighting Ships 2015-2016」では満載排水量584t、全長52m、幅9m、喫水1.7m[1]、「Weyers Flotten Taschenbuch 2008/2010」では排水量550t、全長62m、幅8m、喫水1.6mとなっている[3]。機関には24-H-165 RINS ディーゼルエンジンを2基搭載しており、2軸で推進する[1]。最大速力は18ノット[1][3]、乗員は52名[3]である。 装備武装としては、艦の前後に100mm砲塔を2基[1][4](105mmとする資料もある[3])、30mm連装機関砲を2基[1][3]、14.5mm4連装機関銃を2基[3](2連装とする資料もある[1])、BM-21多連装ロケット発射機を2基[1][3][4]装備している。また、SA-N-5艦対空ミサイルを2基装備しているとする資料もあるが[3]、最近の資料には記載されていない[1][4]。射撃統制システムはなく、対空火器は有人操作式である[5]。 電子装備としてはIバンドの航海レーダーがある[1]。 近代化限定的な近代化改修が始まっており、エンジンや航法装置、レーダーなどが新型化され、前方監視型赤外線装置の追加などが行われている[5]。しかし兵装はそのままで、近い将来の改修も予定されていない[5]。 同型艦
脚注
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