モンドキャンノ
モンドキャンノ(Monde Can Know[1])は、日本の競走馬、種牡馬。主な勝ち鞍は2016年の京王杯2歳ステークス(GII)。馬名の意味は「世界(仏)+知ることができる。世界は知ることができる」[3]。 戦績デビュー前2014年2月8日に北海道安平町のノーザンファームで誕生。同年のセレクトセール当歳馬市場に上場され、ユアストーリーによって1500万円(税抜)で落札された[4]。 2歳(2016年)栗東・安田隆行厩舎に入厩。6月19日の新馬戦(函館芝1200m)でデビューし、単勝1.5倍の圧倒的人気に応えて新馬勝ちを飾った[5]。2戦目の函館2歳ステークスでも1番人気に推されたが、先に抜け出したレヴァンテライオンに半馬身届かず2着となった[6]。 3戦目の京王杯2歳ステークスでは、クリストフ・ルメールが初騎乗し、3番人気に推された。後の桜花賞馬レーヌミノルが早め抜け出しから逃げ込みを図るところをゴール前で外から差し切り、重賞初制覇を果たした。レース後、鞍上のルメールは「いいスピードを持っているので、リラックス出来ればマイルもいけます」とコメントした[7]。続く朝日杯フューチュリティステークスではミカエル・バルザローナとのコンビで出走。7番人気ながら中団後方からメンバー中最速の上がり34秒0の末脚で追い込んだが、勝ち馬サトノアレスには一歩及ばず2着となった[8]。 3歳(2017年)「コーナー4つで(脚を)ためることを覚えさせたい」という安田調教師の考えにより、1800mのスプリングステークスから始動したが[9]、折り合いを欠いて10着と大敗する[10]。春の最大目標NHKマイルカップではルメールとの再コンビで3番人気に推され、好スタートから折り合いも付いていながら直線で伸びを欠いて9着に敗れた。レース後、ルメールも「わからない。直線で反応してくれなかったね」 と首を傾げた[11]。 スプリント戦に舞台を戻したキーンランドカップでは1番人気に支持されるが、6着に敗退[12]。その後もスプリンターズステークス14着、オーロカップ10着と精彩を欠いた[13]。その後、喘鳴症と診断され、手術のため休養に入った[14]。 4歳(2018年)5月27日の安土城ステークスで復帰するも、17着と大敗。このレースを最後に現役を引退した[15]。 種牡馬時代現役引退後は北海道新冠町のクラックステーブルで種牡馬入りした。安田隆行厩舎で本馬を担当していたスタッフが過去にロードカナロアも担当しており、「カナロアと比べても遜色ない素質を持っていただけに、父としてひと花咲かせて欲しい」とオーナーに要望した結果、種牡馬入りが決まったという。父キンシャサノキセキにとっては初の後継種牡馬となる[16]。 競走成績以下の内容は、netkeiba.comの情報[13]に基づく。
血統表
出典
外部リンク |
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