ヤマシンフィルタ

ヤマシンフィルタ株式会社
YAMASHIN-FILTER CORP.
本社のある日石横浜ビル
本社のある日石横浜ビル
種類 株式会社
機関設計 監査等委員会設置会社
市場情報
東証プライム 6240
2014年10月8日上場
本社所在地 日本の旗 日本
231-0062
神奈川県横浜市中区桜木町1-1-8
日石横浜ビル16F
北緯35度27分14秒 東経139度37分48.3秒 / 北緯35.45389度 東経139.630083度 / 35.45389; 139.630083座標: 北緯35度27分14秒 東経139度37分48.3秒 / 北緯35.45389度 東経139.630083度 / 35.45389; 139.630083
設立 1956年4月5日
業種 機械
法人番号 5020001023159 ウィキデータを編集
事業内容 建機用フィルタの製造
代表者 代表取締役社長 山崎 敦彦
資本金 65億71百万円
売上高 連結:18,024,732千円
単体:12,733,981千円
営業利益 連結:1,411,382千円
単体:240,683千円
経常利益 連結:1,415,607千円
単体:797,015千円
純利益 連結:786,581千円
単体:490,892千円
純資産 連結:21,299,253千円
単体:17,350,383千円
総資産 連結:25,943,702千円
単体:20,412,725千円
従業員数 連結:755人
単体:163人
決算期 3月
会計監査人 有限責任監査法人トーマツ
主要株主 株式会社やまびこホールディングス 17.07%
株式会社あさまホールディングス 16.99%
日本マスタートラスト信託銀行 7.93%
主要部門 建機用フィルタ事業、エアフィルタ事業
主要子会社 株式会社アクシー
外部リンク www.yamashin-filter.co.jp/ja/index.html
特記事項:財務データは2024年3月期、第69期有価証券報告書より[1]
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ヤマシンフィルタ株式会社は、神奈川県横浜市中区に本社を置くフィルタメーカーである。建設機械油圧系統に使用されるオイルフィルター市場占有率は世界首位である[2]

沿革

1956年4月5日[3]佐賀県出身の山崎正彦により[4]東京都大田区東蒲田に山信工業株式会社設立。1966年に、本社と工場を大田区大森南に移転した。1975年には、創業者の出身地である佐賀県の、三養基郡上峰村(1989年に町制を施行し、上峰町)に佐賀工場を開設した。1991年、本社を東京の大森南から神奈川県横浜市神奈川区西神奈川に移転。1995年には大森の生産機能を佐賀に移管した。2005年10月に、山信工業株式会社からヤマシンフィルタ株式会社に社名変更。2007年に本社を横浜市中区桜木町横浜みなとみらい21地区に移転した。2014年10月、東京証券取引所第二部に株式を上場。2016年3月に東証一部に市場変更し、2022年の市場区分変更ではプライム市場に移行している。2019年8月には、大阪市のエアフィルターメーカーである株式会社アクシーの全株式を取得して子会社化した[5]

事業

創業当初は醤油味噌の製造に用いる濾布からスタートし、自動車産業下請けに移行したが、下請けでは事業の拡大や、開発力を生かした製品づくりが見込めないため、世界的に市場占有率の拡大を図れる建機向けに事業を集約した[6]。2017年には、ナノファイバー英語版を使用したフィルタを開発した[2]

2019年3月期までは建機用フィルタの単一セグメントで事業を行ってきたが、株式会社アクシーを連結子会社に加えたことにより2020年3月期からはエアフィルタ事業が加わった[7]新型コロナウイルス感染症の流行による世界的なマスクの不足に対応するため、2020年よりナノファイバーを使用したマスクを発売している[8][注釈 1]

2024年3月期の連結売上高18,024,732千円のうち、日本国内の売上は9,632,286千円。米国3,249,246千円、アジア(中国を除く)2,051,579千円、欧州1,869,173千円、中国1,218,775千円、その他3,670千円。事業セグメントごとの内訳では建機用フィルタ事業15,382,645千円(建設機械向け14,008,482千円のほか工作機械農業機械などの産業用フィルタ648,425千円、半導体工場化学プラント食品加工向けのプロセス用フィルタ725,737千円を含む。)、エアフィルタ事業2,642,087千円の構成となっている[1]。建設機械向け14,008百万円のうち、新車向けライン品5,731百万円、メンテナンス時の交換用の補給品は8,276百万円を占める[11]

事業拠点

本社は横浜市中区桜木町。生産設備は佐賀県三養基郡上峰町の佐賀事業所のほか、フィリピンセブ島ベトナムハノイにそれぞれ現地子会社の工場、大阪市住之江区に子会社のアクシーのエアフィルタ工場がある。研究開発は神奈川県横須賀市光の丘の横須賀イノベーションセンタで行っている[1]

脚注

注釈

  1. ^ マスクの製造について、事業セグメント上は、2021年・2022年3月期は「ヘルスケア事業」としていたが[9]、2023年3月期より建機用フィルタ事業に含めている[10]

出典

  1. ^ a b c “第69期有価証券報告書” (pdf) (Press release). ヤマシンフィルタ株式会社. 27 June 2024. 2025年4月27日閲覧.
  2. ^ a b ヤマシンフィルタ社長が語る、「YAMASHIN Nano Filter」が秘めた素材革命の可能性(第13回 日経IR・投資フェア2018)”. ログミーFinance (2018年8月31日). 2025年4月27日閲覧。
  3. ^ 基本情報(ヤマシンフィルタ株式会社)
  4. ^ 投資家向け説明会”. 大和インベスター・リレーションズ (2025年2月16日). 2025年4月26日閲覧。
  5. ^ “ヤマシンフィルタ(6240)、エアフィルタ専門メーカ・アクシーの全株式取得、完全子会社化”. M&Aマガジン. (2019年8月19日). https://www.nihon-ma.co.jp/news/20190819_6240-2/ 2025年4月28日閲覧。 
  6. ^ 建設機械向け油圧フィルタのトップ企業 未来を担う新素材の量産化技術を確立”. TODOQL. 2025年4月27日閲覧。
  7. ^ “2020年3月期 決算短信” (pdf) (Press release). ヤマシンフィルタ株式会社. 19 May 2020. 2025年4月27日閲覧.
  8. ^ “油圧フィルタ技術を応用「ヤマシン・フィルタマスク」発売開始”. 週刊建機新報. (2020年6月4日). https://kenki-shinpou.com/2020/06/04/%e6%b2%b9%e5%9c%a7%e3%83%95%e3%82%a3%e3%83%ab%e3%82%bf%e6%8a%80%e8%a1%93%e3%82%92%e5%bf%9c%e7%94%a8%e3%80%8c%e3%83%a4%e3%83%9e%e3%82%b7%e3%83%b3%e3%83%bb%e3%83%95%e3%82%a3%e3%83%ab%e3%82%bf%e3%83%9e/ 2025年4月28日閲覧。 
  9. ^ “2021年3月期 決算短信” (pdf) (Press release). ヤマシンフィルタ株式会社. 14 May 2021. 2025年4月28日閲覧.
  10. ^ “2023年3月期 決算短信” (pdf) (Press release). ヤマシンフィルタ株式会社. 15 May 2023. 2025年4月28日閲覧.
  11. ^ “2024年3月期決算説明資料” (pdf) (Press release). ヤマシンフィルタ株式会社. 24 May 2024. 2025年4月28日閲覧.

外部リンク

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