ライフボート
株式会社ライフボートは日本のソフトウェアパブリッシャーである。1981年(昭和56年)に創業し、1998年(平成10年)に株式会社ソフトボートに社名を変更した後プロトンに吸収され消滅した旧・ライフボートと、2002年(平成14年)8月に元・社員が再創業した現・ライフボートがある。 概要ライフボートは、かつて存在したソフトウェア販売会社である米国Lifeboat社の日本支社として設立された。CP/M上で動く製品を主に扱い、ハードウェアにおける共通信号線バスラインにちなみ、CP/Mをソフトウェアバスと考えてCP/M-80をSB-80(ソフトウェアバス-80)と呼び、CP/M対応製品はどのCP/Mマシンでも動くことを強力にアピールしていた。のちに日本のライフボートの取り扱い流通量が米国側に比べ非常に大きくなったために、日本側に吸収された。 旧・ライフボートは1998年(平成10年)1月にソフトボートに名称を変更[1]後、アイネットの子会社[2]となり、プロトン・ソフトボート事業部となっていたが、その後消滅している。 2002年(平成14年)にメガソフトの支援を受け、旧ソフトボート社員の一部が新生ライフボートを再創業[3]。再創業後のラインナップは旧来のような開発向けシステムではなく、システムコマンダーなど引き継いだソフトウェア以外は、個人向けのシステムユーティリティ、企業向けのサーバを対象としたソフトウェア等のパッケージソフトウェアにシフトしている。再創業当初は2005年(平成17年)の株式上場、エンジニアリング会社の買収により、パッケージからソリューション構築までできる企業を目指すとしていた[3]が、2018年(平成30年)現在、合弁会社として日本支部を設立する事はあったが、製品単位で協力会社からのOEMを単体、若しくは組み合わせて必要に応じてローカライズなどを行いパッケージ製品をリリースしており、未上場である。 沿革旧・ライフボート
現・ライフボート
主な取扱製品旧・ライフボート取扱い製品
旧・ライフボートでは、登録ユーザーにPERSPECTIVEという開発者向けのコラムや記事の載っている無料の広報誌を配布していた。 新・ライフボート取扱い製品主にソフトウェア本体はOEM供給を受け、海外のソフトウェアのローカライズや、国内製品はハードウェアや複数のソフトウェアをセットにし、目的に応じてパッケージ化している他、販売網を生かし販売元としても商品展開を行っている。 シリーズ製品はその機能に応じてグレードが分けられていることが多く、ドライブワークスなど、複数の自社製品をパッケージしたシリーズもラインナップされている。 2008年(平成20年)にユーティリティブランドの「LB」を発表し、自社扱いの製品については製品名の頭に「LB」と付くようになった[7][8]。
取り扱い終了製品
Version 5の日本での代理店であった。代理店の変更に伴い、取り扱いは終了している。代理店移行に伴う対応は有ったようだが既に無効である[10]。
文献
関連項目
脚注
外部リンク |
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