リオ・ホテルズリオ・ホテルズ(RIO HOTELS)は、不動産運用会社リオ・ホールディングスのグループ企業が主に北海道と首都圏で展開しているビジネスホテルチェーン。 概要旧・カネトモ1966年(昭和41年)に北海道札幌市でギフト用品販売会社の株式会社カネトモとして創業。1987年(昭和62年)にビジネスホテル事業に進出し、帯広市にホテルパコ帯広を開業。同業他社に先駆けて天然温泉の大浴場を併設したことで差別化を図り、1990年代には釧路・札幌・旭川・函館へも進出し、ホテルパコチェーン(HOTEL PACO CHAIN)を形成した。JR北海道の車内誌や吊り広告・ローカルCMなど北海道民と来道者に向けた宣伝を長らく展開しており、セイコーマートと同じく北海道内では知名度が高い企業であった。 しかしながら2000年代に入りルートインホテルズ・東横イン・スーパーホテルなどが相次いで道内各地に新築ホテルを開業したことで価格競争が始まり、収益が徐々に低下。2004年にホテルパコJr.札幌ススキノの不動産をケン・コーポレーションに、2005年に帯広1・旭川の不動産をゴールドマン・サックスへ売却し、リースバックによる運営に切り替えた。 天然温泉を備えた高級指向のビジネスホテル「ラ・ビスタ」が進出した釧路と函館は、日帰り入浴施設並みの天然温泉大浴場とリラクゼーション設備を備えた新館を2008年-2010年にかけて竣工させたが、不動産証券化で外部から建築費用を賄う目論見がリーマン・ショックの影響で頓挫し、建設費用の負債を抱えることになり経営を圧迫するようになった。2010年には開業まもない新館を擁していたホテルパコ釧路を新設会社の株式会社ケーユー(KU)へ分割承継した。 2012年に前出のゴールドマン・サックスに不動産を売却した帯広1・旭川の所有権がケン・コーポレーションに譲渡。同社とカネトモとケン不動産リースの合弁会社 株式会社北海道PKホテルマネジメントへ運営も移管され「プレミアパコ」に改称した。 2015年3月17日付で宿泊価格競争の激化などを背景に資金繰りが悪化したことを理由に、函館・帯広・釧路・北見のホテルパコを運営していたカネトモとケーユーは東京地方裁判所へ民事再生法の適用を申請し倒産。カネトモの負債は約72億5千万円、ケーユーの負債は約26億5千万円。リオ・ホールディングスが再建スポンサーとなる。[1][2]。 「プレミアパコ」はケン・コーポレーションの資本下へ移っていたため、報道直後に「ホテルパコグループとは関係ない」旨の告知がプレミアパコのホームページに一定期間掲載された後、ケン不動産リースのビジネスホテルブランド「プレミアホテル-CABIN-」へ統合され、無関係となっている。 リオ・ホールディングス傘下リオ・ホールディングスはカネトモの支援前よりホテルの運営を行っていたことから、再建スポンサー内定後より「リオ&パコホテルズ」名称でチェーンが統合された。 ホテルパコはカネモトとケーユーによる経営が継続されていたが、2016年にリオ&パコホテルズがカネトモとケーユーを吸収合併、2020年8月にリオホテルズ北海道へ改称するとともに、チェーン名を「リオ・ホテルズ」に改名、2020年に株式会社リオ・ホテルズが設立された。但し、社名変更後も北海道内にある直営店舗の殆どは「ホテル パコ○○」を踏襲する。 店舗一覧運営店北海道
東北
関東・首都圏
中部
九州かつての運営店☆はプレミアパコとして営業していたホテル。
脚注
外部リンク |
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