リリーノーブル
リリーノーブル(Lily Noble[1])は、日本の競走馬。馬名の由来は「百合+気品。百合の花言葉は純潔、威厳」[2]。 戦績デビュー前2015年3月15日、北海道安平町のノーザンファームで誕生。一口馬主法人「サンデーサラブレッドクラブ」から総額1,800万円(1口45万円×40口)で募集された[3]。 2歳(2017年)栗東・藤岡健一厩舎に入厩。10月28日の新馬戦(東京芝1600m)でデビューし、内田博幸を背に3馬身半差の完勝を収める[4]。2戦目の白菊賞(500万下)では当初騎乗予定だった藤岡佑介が騎乗停止となったため[5]、その後主戦を務める川田将雅が初騎乗。レースでは好位の内からノーステッキで楽々抜け出してデビュー2連勝を飾った[6]。中1週の強行軍で挑んだ阪神ジュベナイルフィリーズ(GI)では3番人気に支持され、直線で一旦は先頭に立つがラッキーライラックに差し切られて2着となった[7]。 3歳(2018年)〜4歳(2019年)チューリップ賞(GII)ではラッキーライラックと人気を分け合う形の2番人気に推されたが、直線の反応で見劣り、マウレアにも先着を許して3着に終わった[8]。桜花賞(GI)では勝ち馬アーモンドアイの豪脚には敵わなかったものの、2着ラッキーライラックとの差は半馬身に詰めて3着に入った[9]。優駿牝馬(GI)では桜花賞の上位2頭に加えてフローラステークス(GII)を制したサトノワルキューレが人気を集め、本馬は単勝12.3倍の4番人気とやや評価を落としていた。しかし、積極的なレース運びで直線は一旦先頭に立ち、アーモンドアイには差し切られたものの、ラッキーライラックには初めて先着して2着を確保した[10]。レース後に、右前第一指骨の剥離骨折が判明したが、程度は軽いもので秋競馬には間に合う見込みとされた[11]。 8月上旬に左前脚の球節部に腫れが見られ、前哨戦をパスして秋華賞直行へと予定が変更された。しかし、9月上旬になって左前の種子骨靭帯に軽度の損傷が確認され、秋の予定は白紙とされた[12]。 その後、実戦復帰へ向けて調整されていたが、2019年6月に左前脚の靭帯炎を再発。関係者の協議により、同年7月10日に現役を引退することを発表。引退後はノーザンファームで繁殖牝馬となる。 競走成績以下の内容は、netkeiba.comの情報[13]に基づく。
繁殖成績
血統表
出典
外部リンク |
Portal di Ensiklopedia Dunia