リンデル・フレイター
リンデル・フレイター(Lindel Frater、1977年11月13日 ‐ )は、ジャマイカ・トレローニー教区出身で短距離走が専門の元陸上競技選手。4×100mリレーの元ジャマイカ記録保持者。シニアの世界大会個人種目では準決勝進出が最高成績だが、4×100mリレーでは2000年シドニーオリンピックで4位の実績を持つ。弟は2008年北京オリンピックと2012年ロンドンオリンピックの男子4×100mリレーの金メダリストであり、同種目の世界記録保持者であるマイケル・フレイター。 経歴1995年4月、カリフタゲームズ(U20)の男子100mを10秒60で制すると、ジャマイカチームの2走を務めた男子4×100mリレーは40秒68をマークしての優勝に貢献し、2冠を達成した。 9月、パンアメリカンジュニア選手権の男子4×100mリレーでジャマイカチームの3走を務め、40秒23をマークしての優勝に貢献した。 1996年4月、地元ジャマイカのキングストンで開催されたカリフタゲームズ(U20)の男子100mを10秒50(+0.4)で制し、2連覇を達成した。 8月、世界ジュニア選手権の男子100mでファイナリストになり、10秒52(+1.0)をマークして7位に入った。 1998年5月、タールトン州立大学の選手として出場した全米学生(NCAA)2部選手権の男子100m決勝で10秒37(-1.2)をマークし、パトリック・ジャレットらを破り優勝した[1]。 2000年3月、テキサスクリスチャン大学の選手として出場した全米学生室内選手権の男子60m決勝で6秒63をマークし、テレンス・トランメル(6秒54)、キム・コリンズ(6秒61)についで3位に入った[2]。 5月、全米学生選手権の男子100m準決勝を自己ベストとなる10秒07(+0.4)で突破するも[3]、決勝は10秒20(+1.2)とタイムを落とし、バーナード・ウィリアムズ(10秒03)、コビー・ミラー(10秒14)、Kaaron Conwright(10秒19)に次ぐ4位に終わった[4]。 9月、シドニーオリンピックでシニアの世界大会デビューを果たすと、男子100mの1次予選は10秒45(-0.7)の組2着で突破。2次予選はタイムで拾われる形ながら10秒23(+0.8)で突破し、初出場ながらセミファイナリストになったが、準決勝は10秒46(+0.4)と今大会で一番悪いタイムをマークして組8着に終わった[5]。男子4×100mリレーでは予選でジャマイカチームの3走を務め、タイムで拾われる形ながら38秒97で突破すると、1走(フレイター、ドワイト・トーマス、クリストファー・ウィリアムズ、Llewelyn Bredwood)を務めた準決勝では38秒27のジャマイカ記録(当時)を樹立し、全体3位タイで突破。迎えた決勝でも1走(準決勝と同じオーダー)を務め、準決勝に続いてジャマイカ記録(当時)となる38秒20をマークするも4位に終わり、3位のキューバには0秒16及ばずメダルを逃した[6]。 2001年ジャマイカ選手権の男子100mを制した。 8月、エドモントン世界選手権に初出場を果たすも、男子100mの1次予選で10秒57(-0.3)の組4着に終わった[7]。 2003年3月、バーミンガム世界室内選手権の男子60mでセミファイナリストになるも、6秒69の組4着(全体16位)で敗退した[8]。 自己ベスト記録欄の( )内の数字は風速(m/s)で、+は追い風、-は向かい風を意味する。
主要大会成績備考欄の記録は当時のもの
脚注
外部リンク
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