リース・シェアスミス
リース・シェアスミス(英: Reeson Wayne "Reece" Shearsmith、1969年8月27日[2][3] - )は、英国の俳優、脚本家、コメディアン、プロデューサー、監督、マジシャン。ジェレミー・ダイソン、マーク・ゲイティス、スティーヴ・ペンバートンらと、シットコム・スケッチ番組『リーグ・オブ・ジェントルマン 奇人同盟!』を制作した。この番組では30以上の役を演じている。ペンバートンとは『サイコヴィル』を制作しているほか、2014年には『インサイド No.9』でコンビ再結成を果たした[4]。 芸歴「ザ・リーグ・オブ・ジェントルメン」としての活動は1995年の舞台活動に始まり、1997年にはBBC Radio 4で6話もののラジオシリーズ "On the Town with The League of Gentlemen"を制作している[5]。また1999年には、テレビ番組『リーグ・オブ・ジェントルマン 奇人同盟!』の放送が開始された。テレビ番組は好評を博し、英国アカデミー賞テレビ部門、ロイヤル・テレビジョン・ソサエティ・アワード、名高いモントルー・金のバラ賞などを獲得している[6]。 彼は別のコメディ作品 "Max and Paddy's Road to Nowhere" (en) [注 1]に出演したほか、ヴィク・リーヴスとボブ・モーティマーのコメディ番組『キャタリック』では、狂気の悪人トニーを演じた[7]。彼はまた、数々の賞を獲得したポップ・カルチャーコメディ『SPACED ~俺たちルームシェアリング~』に2話分出演し、ロボットとの戦いに困惑させられる国防義勇軍のデクスターを演じた。また、『ザ・ウィーケスト・リンク』を制作したフィンタン・コイル[注 2]による、BBC Twoのシットコム『TLC』では神経症の医者フリンを演じている[8]。彼の「訳の分からないことをまくしたてる」芸は、『リーグ・オブ・ジェントルマン』でのパパ・ラザルーなど、自身が演じる気味の悪いキャラクターに存分に活かされている[3]。 2006年3月から2007年1月にかけては、ウェスト・エンド・シアターで上演された『プロデューサーズ』に出演し、レオ・ブルームを演じている[9]。 2008年には、2006年にノルウェーで制作されたアニメ映画 "Free Jimmy" (en) の英語吹替を担当した。シェアスミスは暴走族「ラピッシュ・マフィア」[注 3]のメンバーで、がっしりとした体格で奇妙に着飾るキャラクター、アンテ(諾: Ante)を演じている。この作品では、「ザ・リーグ・オブ・ジェントルマン」のスティーヴ・ペンバートン、マーク・ゲイティスと共演している[10]。 『サイコヴィル』はBBC Twoで2009年に放送された[11]。この番組は『リーグ・オブ・ジェントルマン』でもコンビを組んでいたペンバートンと共同制作したものである。2人はこのシリーズで主演を務め、数々の役をこなしている。 2010年、シェアスミスはジョン・ランディスによるブラック・コメディ『バーク アンド ヘア』に出演した[12]。同じ年には、「ザ・リーグ・オブ・ジェントルマン」のジェレミー・ダイソン、マジシャンのアンディ・ナイマンが制作した舞台、『ゴースト・ストーリーズ』で主演した[13]。 2011年には、ウェスト・エンドで封切られたキャメロン・マッキントッシュの新作ミュージカル『ベティー・ブルー・アイズ』に出演し、サラ・ランカシャーの相手役として、妻に虐げられる足治療医chiropodistのギルバート・チルヴァース(英: Gilbert Chilvers)を演じた[14]。同じ年の5月には『サイコヴィル』の第2シリーズが放送され、ペンバートンと再び主演を務めたほか、イメルダ・スタウントンなどと共演している[15]。 2012年には、サム・ベイン、ジェシー・アームストロングが書いたコメディ・シリーズ『バッド・シュガー』で主演を務めた[16]。この番組ではオリヴィア・コールマンやジュリア・デイヴィスと共演している。 2013年11月には、ドキュメンタリー・ドラマ "An Adventure in Space and Time" (en) で、2代目ドクター役のパトリック・トラウトンを演じた[17]。この作品は『ドクター・フー』の構想と制作に焦点を当てたもので、マーク・ゲイティスが脚本を担当している。 2014年2月に放送された『ハウス・オブ・フールズ』 (House of Fools) の第1シリーズ最終話には、「マーティン」という名の幽霊として登場し、ヴィク・リーヴス、ボブ・モーティマーと再共演している[18]。同じ年には、ITVのドラマ・シリーズ『ウィドワー』[注 4]で、殺人鬼のマルコム・ウェブスターを演じた[19]。同じ年の6月には、彼がベン・ウィートリーの新作映画『ハイ・ライズ』でネイサン・スティール[注 5]を演じることが報じられた[20][注 6]。同じく2014年には、ITVの失踪者をテーマにしたドラマシリーズ "Chasing Shadows" (en) で刑事のストーン巡査部長を演じている[22]。 2015年2月、BBC Radio 4の番組 "Chain Reaction" で、シェアスミスはアダム・バクストンのインタビューを受けた[23]。2015年7月17日には、マーティン・マクドナー[注 7]の戯曲『ハングメン』にキャスティングされたと報じられた[24]。この作品はマシュー・ダンスターが監督を務め、ロイヤル・コート劇場で、9月10日から10月10日まで上演された[25]。2015年には、『ドクター・フー』第9シリーズ (en) のエピソード "Sleep No More" (en) に出演し、ゲーガン・ラスムッセン教授を演じた[17][26][27][28]。 2016年2月には、ダークコメディ・スリラーのミニシリーズ、"Stag" (en) に出演している[29]。 私生活ブレットン・ホール・ドラマ・スクール(英: Bretton Hall drama school)を卒業した[3]。 2001年に結婚し、妻ジェーンとの間に息子と娘の2人の子供がいる[30]。 フィルモグラフィ
脚注注釈出典
外部リンク
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