ルーツ (カーティス・メイフィールドのアルバム)
『ルーツ』(Roots)は、アメリカ合衆国のソウル/ファンク・ミュージシャン、カーティス・メイフィールドが1971年に発表した、ソロ名義では2作目のスタジオ・アルバム。 解説オリジナルLPは見開きジャケット仕様で、1971年10月から1972年10月までのカレンダーが付属していた[1]。 アメリカでは総合アルバム・チャートのBillboard 200で40位に達し[2]、『ビルボード』のR&Bアルバム・チャートでは6位を記録した[3]。また、本作からのシングル「ゲット・ダウン」は、1971年12月18日付のBillboard Hot 100で最高69位を記録し[4]、『ビルボード』のR&Bシングル・チャートでは「ゲット・ダウン」が13位[5]、「ウィ・ガット・トゥ・ハヴ・ピース」が32位[6]、「ビューティフル・ブラザー・オブ・マイン」が45位を記録した[7]。 Russell Gerstenは1972年2月17日付の『ローリング・ストーン』誌のレビューにおいて「コンセプトの面でも技術面でも、疑いなくマーヴィン・ゲイの『ホワッツ・ゴーイン・オン』から影響を受けている」「このレコードで聴けるハーモニーの一部は驚異的で、彼を支えるリズム・セクションも良い。『ルーツ』は妙に穏やかなアルバムで、カーティスが時折うまくやってみせた際は、本当に美しい。しかし、最終的には不満と不毛さが残ってしまう」と評している[8]。一方、Bruce Ederはオールミュージックにおいて5点満点中4.5点を付け「メイフィールドはバックの楽器を、紛れもないソウル・オーケストラの領域まで広げ、本作の音楽性は『カーティス』からの曲よりも大胆になった」と評している[9]。 収録曲特記なき楽曲はカーティス・メイフィールド作。
1998年日本盤CD (VICP-60378)ボーナス・トラック
参加ミュージシャン
脚注
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