ロジャー・シャーマン・ホアー
ロジャー・シャーマン・ホアー(Roger Sherman Hoar、1887年4月8日 - 1963年)はアメリカ合衆国マサチューセッツ州の政治家、小説家。司法長官補佐も務め、またラルフ・ミルン・ファーリィ (Ralph Milne Farley) のペンネームでいくつものSF小説も執筆した。 概要ロジャー・シャーマン・ホアーはニュー・イングランドの名家に連なり、シャーマン・ホアーの息子、元アメリカ合衆国司法長官エベニーザー・ロックウッド・ホアーの孫、合衆国建国の立役者の一人であるロジャー・シャーマンの玄孫として生まれた。ハーバード大学で教育を受け、雇用者失業者手当法の制定に反対する主流派に属し、また Commission to Compile Information & Data の一員でもあった。数学や工学の指導を行い、大砲の照準を星々へ向けるシステムの特許を取得し、合衆国憲法や特許法に関する重要な著書を記した。 ホアーはラルフ・ミルン・ファーリィのペンネームを使い、SF小説の執筆も行った。大戦中には『アーゴシー』誌を始め、『ウィアード・テイルズ』、True Gang Life 誌、『アメージング・ストーリーズ』などパルプ・マガジンに多くの作品を発表し、また The American Mercury 誌、『サイエンティフィック・アメリカン』やSFファンジンにおいて幾つかのエッセーを掲載した。 金星を舞台としたThe Radio Man シリーズをはじめ、彼の作品は親しい友人でもあった作家エドガー・ライス・バローズの伝統を汲み、冒険譚を主としている。短編集 The Omnibus of Time や短編「快楽の館」(The House of Ecstasy 1934) など、今日のタイムパラドックス・テーマの原型とも言える作品を残し、『ウィアード・テイルズ』 (1938-4) での初出以来、増版を重ねている。 日本語には、「液体インベーダー」(Liquid Life)や上記「快楽の館」など、ファーリィ名義での中短編が何作か翻訳されている。 作品ロジャー・シャーマン・ホアー名義
ラルフ・ミルン・ファーリィ名義Radio Man シリーズ
長編
短編集
外部リンク
|
Portal di Ensiklopedia Dunia