「ロバート秋山のクリエイターズ・ファイル」(ロバートあきやまのクリエイターズファイル)は、秋山竜次(ロバート)による連載記事および動画の名称である[1]。
本稿では連載記事に加え、Netfilxで配信されている「クリエイターズ・ファイル GOLD」、秋山が企業とコラボレーションして製作した作品および本作を元にしたスペシャルドラマ「黒い十人の秋山」についても述べる。
概要
秋山が様々な職種で活躍する人物に扮し、架空のインタビューを受ける[2]モキュメンタリーおよび憑依芸である。当初は現役で活躍する人物であったが、回を追うごとに故人や非人物などに扮する例も増えている。連載とともにYouTubeに活躍の様子をまとめた動画が配信されており[1]、一人物につき2~3本の動画が製作される。動画には秋山本人のほか、本業で活躍する人物がゲスト出演することもある。また、回によっては企業や地方自治体とのタイアップ作品も制作される。
連載は2015年4月よりhontoのフリーペーパー・『honto+』で開始したが、同誌が2019年12月を最後に休刊となったため、2020年1月から連載先を『月刊ザテレビジョン』に移動している[3]。
秋山本人によると、演じる人物の職業については下調べはせず、台詞などはその場のアドリブで決めて行く。動画が注目されがちだが、基本は紙媒体でのインタビューを最前提としており、演じる人物によって撮影するカメラマンも変え、リアリティを出しているという[4]。
動画のシリーズ化後は、シリーズの登場人物が実在企業のイメージキャラクターに起用される機会が多くなっている。
2021年からは、本作のスピンオフとして「クリエイターズ・ファイル GOLD」がNetflixから配信されることが発表された[5]。
登場キャラクター
※順番は公式サイト準拠
クリエイターズ・ファイル GOLD
2021年6月3日からNetflixで配信開始されたシリーズ。登場キャラクターは既存のものが多いが、ゲストとして俳優やタレント・モデルが本人役として出演する[119]。
作品
- 伝説のホテルマン 折尾豊
- 子役 上杉みち
- トータル・ファッション・アドバイザー YOKO FUCHIGAMI
- 女優 藤原采
- TORIMAKIサービス 白木善次郎
- 舞台演出家 津山紀文
- 童謡詩人 石丸ツワノ
- ハリウッド映画監督 ドナルド・C・ダンパー
コラボレーション
本稿では連載記事以外のコラボレーションのみ掲載する。
スペシャルドラマ 黒い十人の秋山
本作をモチーフとし、ある殺人事件の容疑者10人を秋山が演じるミステリードラマ「黒い十人の秋山」が2017年12月26日に放送された[126]。秋山以外のキャスティングには刑事役に仲里依紗、満島真之介、被害者役は滝藤賢一が起用される。監督は筧昌也。
登場人物
※太字は個別動画が存在するキャラクター。
- 冴島響一郎(オペラ歌手) – 秋山竜次
- 戻川茜(美人秘書) – 秋山竜次
- パトリック・ベイカー(外国人画家) – 秋山竜次
- 神取忠(建設会社社長) – 秋山竜次
- 財津隆也(美容整形外科医) – 秋山竜次
- 赤羽ヒデト(サーファー) – 秋山竜次
- 犬塚聡子(プロゴルファー) – 秋山竜次
- リシエル(ファッションモデル) – 秋山竜次
- 村田安夫(猫を飼う男) – 秋山竜次
- YOKO FUCHIGAMI(トータル・ファッション・アドバイザー) – 秋山竜次
- 上杉みち– 秋山竜次
- 警官 - 秋山竜次
- 本庄一朗 – 滝藤賢一
- 桐島さなえ – 仲里依紗
- 取手健 – 満島真之介
- 桐島ケイ – 堀内敬子
- オーナー・大城武史 – 山内圭哉
- 奈良岡にこ、川崎珠莉、別府あゆみ、小島秀公 ほか
スタッフ
- 脚本– 根本ノンジ、濱谷晃一
- 監督– 筧昌也
- キャラクター監修– 南山幸治
- 音楽– 遠藤浩二
- ロケ協力– 小山町フィルムコミッション、ホテル春日居、富士祥栄会館
- 技術協力– 映広
- 美術協力– サンズ・デコール(京映アーツ)
- プロデューサー – 濱谷晃一(テレビ東京)、太田勇(テレビ東京)、大沼知朗(よしもとクリエイティブ・エージェンシー)、広瀬郁哉(よしもとクリエイティブ・エージェンシー)、向井達矢(ラインバック)
- 制作プロダクション– ラインバック
- 製作著作– テレビ東京
関連イベント
- 『秋山竜次(ロバート)PRESENTS クリエイターズ・ファイル展』(会期:2016年9月27日(火) - 10月2日(日)、会場:渋谷ヒカリエ 8F)[127][128]
- 京都国際映画祭公式プログラム『秋山竜次(ロバート)PRESENTS クリエイターズ・ファイル展 in 京都』(会期:2016年10月13日(木) - 10月16日(日)、会場:元・立誠小学校)[129][130]
- 東京クリエイターズ・ファイル祭り(会期:2017年4月29日(土) - 5月22日(月)、会場:池袋パルコ本館7F)[131]
- これまで登場した人物に関する展示資料のほか、桐乃祐、上杉みち、YOKO FUCHIGAMI、パール川辺(18:00~以降上映)によるオリジナルショートムービー4本が上映された。
関連商品
- 単行本
- 『クリエイターズ・ファイル』シリーズ(発行:ヨシモトブックス、発売:株式会社ワニブックス)
- 『クリエイターズ・ファイルVol.01』(2016年9月20日発売)ISBN 978-4-84-709481-1[132]
- 『クリエイターズ・ファイル Vol.02』(2018年3月1日発売)ISBN 978-4-84-709653-2
- 『クリエイターズ・ファイル Vol.03』(2019年10月25日発売)ISBN 978-4-84-709843-7
- 『クリエイターズ・ファイル Vol.04』(2022年6月10日発売)ISBN 978-4-84-707222-2
- LINEスタンプ
- ロバート 秋山のクリエイターズ・ファイル(ボイス付き)[133][134]
- イベント商品
- YOKO FUCHIGAMI公式ファッショナブルTシャツ M・Lサイズ
- 俳優・桐乃祐クランクインTシャツ M・Lサイズ
- 24時間放送YOKO FUCHIGAMIデザインTシャツ
- 本に出てきた企業たちTシャツ
- クリエイティブ・クリアファイル クリ・クリ(6種)+kyoto特別ver.(1種)
- クリエイターズ缶バッジガチャガチャ クリ缶(6種)
- クリエイターズ・ファイル ロゴ缶バッジ
脚注
注釈
- ^ バンダイとのコラボレーション企画で、同社の商品開発チームハイパーリーダーという設定。動画には実際の社員も登場する。
- ^ 熊本県上天草市とのコラボレーション企画。上天草市シティプロモーション動画の第2弾を公開しました!|上天草市 - 上天草市
- ^ 「週刊少年マガジン」とのコラボレーション企画で、同誌で『聲の形』を連載していた漫画家・大今良時が登場。
- ^ CS放送ナショナルジオグラフィックチャンネルとのコラボレーション企画で、動画の最後には同社が製作している『マーズ 火星移住計画』のCMが流れる。
- ^ 二木の先輩声優役で山寺宏一がゲスト出演。
- ^ 秋山が扮するのはドラム担当・ウィル。
- ^ シリーズ初の故人。明治時代の人物という設定で、本人は直接登場せず(当時風の映像・音声のみ登場)、子孫や関係者という設定の人物が出演して語る形式を取っている。
- ^ 秋山は本編で登場する映画監督・常本孝之介も含め一人二役を演じている。撮影は熊本県上天草市で実施しており、天草ケーブルネットワークの人物も出演している。
- ^ 受刑者という設定のため、本人は静止画のみの登場。押上を語る進行役として秋山扮する犯罪心理ジャーナリスト・若松章雄が登場する。これまでの動画と異なり、動画は架空のテレビ番組風の構成となっており(冒頭にはCFTV開局20周年特番「THE REASON ~真実を知る者~」というタイトルが表示される)、女性ナレーション(声:白井環)と固定テロップが挿入されている。
- ^ 動画内には響が注目するお笑い芸人としてロバート(秋山竜次・馬場裕之・山本博)の3人が登場。動画の後半はロバートの裏側を追った構成となっている。
- ^ 佐賀県とのタイアップ作品。全編佐賀県内でロケーションをしている。また自身の出身校という設定で、唐津商業高校で生徒を集めたロケも行われている。
- ^ 動画に秋山本人は登場せず、秋山に似せた妖怪のイラストのみ登場。
- ^ 故人という設定のため、写真のみの登場。
- ^ 本編の声は吹き替えという設定で長野伸二が担当。
- ^ この回から連載先を「月刊ザテレビジョン」に移転。
- ^ 矢延町という架空の都市の町おこし部隊と言う設定で、秋山は矢延町の職員で本名は加藤智毅という設定が登場する。
- ^ メルカリとのコラボレーション企画。
- ^ ペリー・キーの妹という設定。
- ^ この回をもって「月刊ザテレビジョン」での連載終了。
- ^ 村上隆とのコラボ。双子の弟という設定。
出典
外部リンク