ヴェルサイユファーム
ヴェルサイユファーム株式会社は、日本の北海道日高町にある競走馬の生産牧場である。 概要元々は、宝塚歌劇団所属女優で、娘役トップにも就任した美雪花代(本名:岩﨑美由紀)の亡夫(2011年結婚[1])[2]が経営していた、1987年創業の牧場[3]「三城牧場」であり、美雪も結婚を機に北海道へ移住して牧場経営に専念するようになった。しかし、前夫がすい臓がんにより亡くなり、その遺志により美雪が経営を引き継ぐ意向を示す[1]が、牧場経営そのものが素人だったうえに従業員も離れてしまうという苦しい状況の上に、借金額も億単位という多額の負債を抱えながらも5年にわたって完済することができ[1]、その間、ライジングリーズン、ミスパンテールなどの重賞馬を送り出した[2]。 それ以後も日本産馬のほか、欧米産の血脈も導入し、サンデーサイレンス、キングカメハメハ、シンボリクリスエスのほか、欧米のドバウィ、ファルブラヴ、ディラントーマス、ハードスパンなどの血統を持つ繁殖牝馬を多数繋養している。牧場の目標として日本ダービーや凱旋門賞で優勝する馬を生産することを目指している[2][3]。 2017年に「ヴェルサイユファーム」に改名[4]。社名の「ヴェルサイユ」は、宝塚歌劇団飛躍のきっかけにもなった演劇や、池田理代子の劇画でもある「ベルサイユのばら」にちなむ[1]。 主な生産馬三城牧場生産馬
ヴェルサイユファーム生産馬
Yogiboヴェルサイユリゾートファーム![]() 2018年頃に、引退競走馬を引き取るための分場として、「ヴェルサイユリゾートファーム」の名前で開業[5]。2021年9月より、ビーズソファなどのインテリアを扱うライフスタイルブランド、Yogiboとネーミングライツ契約を結び、現在の「Yogiboヴェルサイユリゾートファーム」と改称。2022年6月現在、タニノギムレットをはじめとした引退競走馬に加え、オーナーより預託された種牡馬が繋養されている。 ![]() また同ファームは観光施設も併設されており、牧場に隣接したカフェやホテル、グッズショップなどが設けられ、グッズは通信販売も利用することができる。 運営は一般社団法人ヴェルサイユ・リゾート・ファームが行っている。 代表はヴェルサイユファーム社長の美雪花代(岩崎美由紀)の息子[6]の岩崎崇文。 2023年、日高振興局と、同ファーム、並びにYogibo Versailles Stable(ヨギボー ヴェルサイユ ステイブル)の3者間により、包括連携協定を結び、馬産地文化の持続的な発展のための保護・保全、並びに日高地区の地域の魅力発信や軽種馬産業にかかわるPRに協力することが決まった[7]。 主な繋養馬種牡馬
繁殖牝馬
功労馬
過去の繋養馬
出典
外部リンク |
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