三菱ふそう・エアロミディMEエアロミディMEは、かつて三菱ふそうトラック・バスが製造・販売していた小型ノンステップバス。エアロミディシリーズの最小モデルである[1]。三菱自動車工業から2002年に、日本国内では初となる全幅2mクラスの小型ノンステップバスとして誕生した[1][2]。全長7m・全幅2mの小型クラスの本格ノンステップバスで[1]、最小回転半径5.7mと小回りが効きやすい[1][2]。 床面地上高を375mmとし[1]、全幅2mクラスでは適用除外されていた交通バリアフリー法の条件をクリアした[1][2]。乗降口のステップ高は前扉295mm・中扉335mmで設定されており[1]、さらにオプションの4輪ニーリング機能により車高を50mm上下可能なため[1]、高齢者などもスムーズに乗降することができる[1]。 バリアフリー設備として折畳式座席により車椅子乗車スペースを確保し[1]、スロープ板(着脱式・床下収納)を装備している[1]。国土交通省のノンステップバス標準仕様にも準拠している[1]。 コミュニティバス用として開発された車両であるが[1][2]、狭隘路線や閑散路線など一般路線バスへの導入例、また送迎バスとしての使用例もある。 CNG車はメーカー純正ではなく、エアロミディMJや日野・リエッセなどと同様、フラットフィールドおよび株式会社協同による改造車である。 KK-ME17DFエンジンはローザと同じ直列4気筒の4M50型(ターボ付き、132kW/180PS)を搭載。 トランスミッションは5速直結のマニュアルのみで、エンジン横置きの「T-Drive」を採用している[1]。東京地区での価格は前乗り単区間仕様が1291万円、中乗り多区間仕様が1340万円[1]。 2003年1月6日に三菱自動車工業から三菱ふそうトラック・バスが分社化(同時に三菱ふそうバス製造がふそう傘下へ移管)したため、製造販売元が変更される。
PA-ME17DF
2004年に平成15年排出ガス規制に適合。エンジンはKK-代と同じく4M50型で、主な変更点は排ガス規制への適合とテールランプの位置変更などである。自動車排出ガス規制の関係で2007年8月をもって製造終了となった。
競合車種
脚注関連項目
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