下馬中央公園
下馬中央公園(げばちゅうおうこうえん)は、福井県福井市下馬に所在する福井県立の運動公園である。 概要
1997年10月1日完成。当時の下馬は水田ばかりで、通行人もいない場所だったという[1]。隣接する福井市美術館も並行して開発が進められたもので[2]、同じ日に開館した[3]。公園の方には1998年3月12日、園内「子供の森」の一角に福井鉄道の電車モハ161号が配置された。この電車は1948年に6月に起きた福井地震で被害を受け、台車やモーターと骨組みしか残っていなかったが復旧された電車である。引退後は車庫で保存されていたが、震災50周年事業の一環としてこの公園に配置されることになった[4][5]。 公園は土地区画整理事業の一環として作られたため、それまでは市の区画整理2課が担当していたが、この1998年3月に公園課に引き継がれた。江戸時代、福井城に登城する武士はこの地で馬を下り川を下って城に向かっており、それが下馬という地名の由来となったことにちなんで、公園には落水施設など、水を感じさせるデザインで作られていた。しかし維持費不足のため、公園課への移管後は4月末から10月末までのみ水が流れ、それ以外の期間は水を抜かれることになった[6]。 2000年には1月に市が制定したこども憲章の石碑が建立され、小中学生が10年後の自分に宛てた手紙1052通を収めたタイムカプセルが埋められた[7]。 福井鉄道の電車はその後、車体のさびやシートの破れなど痛みがひどくなってきたことから、2014年に福井市が補修することになった[8]。その後、毎年6月に内部の一般公開が行われた[9][10][11][12]。 2021年には福井中央ライオネスクラブが1991年の結成から30年を記念して太陽電池時計を備えた時計塔を公園に寄贈した[13]。 設備福井市のシンボル、フェニックスを模した形のジャングルジムがある[14]ことから、地元民には「鳥公園」とも呼ばれている。 アクセス参考・脚注
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