第2期 中二病でも恋がしたい!戀
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サブタイトル
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絵コンテ
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演出
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作画監督
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Episode I | 復活の…邪王真眼
| 石原立也 [13] | 池田和美、池田晶子 西屋太志、植野千世子 [13] |
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再び春が巡ってきた。勇太が、手違いで部屋を引き払われた恋人・六花と2人きりの生活を始めて1週間経つが、彼の初めての交際の相手が現役中二病患者とあって付き合い方が判らぬままに手を拱き、結局これまで通りに彼女に振り回される。勿論同棲の件は秘密で、十花には六花が別のアパートに住んでいると言い繕い、不審を抱いた先生の追求もかわしたが、同好会メンバーに六花の部屋の事情が知られ、遂には十花にも詰問される。姉妹喧嘩の果てに同棲の事実が発覚し、十花は赴任先のイタリアに六花を引き取るとまで言い出すが、妹の樟葉が新学期から富樫家に戻ることとなり、3人で生活することを条件に六花は勇太との同居を認められる。その夜、六花は勇太のノートに挟まれていた一枚の紙片を見つける。 |
Episode II | 海豚の…恋人契約
| 石原立也 [14] | 雪村愛 [14] | 植野千世子 [14] |
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級友の男女交際や同棲にロマンチックな期待を抱く丹生谷らが見つめる中、富樫家で3人の共同生活が始まるが、早速六花の駄目な生活ぶりが露呈する。勇太は、無駄遣いをして食費すらない彼女を連れて夕食の買い出しにでかける。そんな2人のムードのかけらもなく所帯じみた様子に丹生谷は落胆し、手すら握っていないことに憤慨して、巫部の助力を得て勇太をデートに駆り立て、交際の在り方や心構えも指南する。
クリスマス以来のデートに臨む2人は水族館にでかける。道すがら六花が妄想全開ではしゃぎ、勇太が突っ込みを入れて回る最中に漸く手を繋ぐ仲となった。デートを満喫した帰路、六花は恋人としての在り方が判らない不安を訴えつつ彼と共に居る嬉しさや幸せを語り、勇太はありのままの2人でやっていこうと応える。そんなデートの報告を受けた丹生谷は勇太に良からぬ憶測を投げかける。一方の六花は異形の風体の少女と邂逅する。 |
Episode III | 追撃の…魔法魔王少女
| 河浪栄作 [15] | 池田晶子、髙橋博行、門脇未来 [15] |
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勇太は、朝っぱらから妄想全開の六花に蹴りを入れられたのを皮切りに彼女の為すがままにされ、先日語った自身の言葉を後悔する。試験の点数で勝負をして六花に負けた彼は、彼女の仕立てた服に身を包み女装する羽目になる。その折、校内放送を通して「天使」を呼ぶ声が響いた。これに呼応した六花は七宮 智音と接触して対峙するが、止めに入った勇太と七宮の親密ぶりに六花は愕然とする。部室で六花らが設定談義に花を咲かせる頃、勇太は七宮とマンションに帰宅する。夕刻、帰宅した六花は七宮の存在と、2人の軽妙なやりとりや過去の関係に嫉妬し、夕餉を共にするも素直に会話できない。果ては勇太と七宮の親密な挨拶を目の当たりにして意気消沈する。自身の邪王真眼設定すら忘れて打ち沈む彼女に勇太は新たな契約を持ちかけ、少し関係を深める。 |
Episode IV | 無垢なる…生徒会長選挙
| 武本康弘 [16] | 秋竹斉一 [16] |
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丹生谷が生徒会長選挙に立候補するに際して、イメージを守るために結社や凸守との関係を隠蔽するが、構わず絡んでくる凸守や、七宮との遭遇に頭を悩ませる。だが、七宮の証言を得て自身が「モリサマー」であると凸守に信じて貰い、選挙の応援を手伝わせる。
応援演説で凸守は信奉する「モリサマー」の真実の姿を衆目に晒し、マビノギオンに基づき愛の言葉を説くが、これに辱めをうけた丹生谷が悶絶する様を見て、やはり偽者であると確信する。結局丹生谷は落選する。 |
Episode V | 幻想の…昼寝迷宮
| 山田尚子、内海紘子 [17] | 小川太一 [17] | 西屋太志 [17] |
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活動内容の怪しい六花の同好会は部屋を喪失する危機に直面する。顧問の九十九先生に相談して昼寝部としての活動実績を積むことで同好会の存在理由を示すことに決める。
もみじヶ丘高校シエスタ同好会との対抗試合が組まれ、先方の挑発をうけて本気を出したくみんの指導のもと昼寝の特訓を行う。仕上げとして睡眠不足になるべく、メンバーは夜を明かすが、そこに乱入した七宮に六花は心穏やかではない。試合当日、妄想世界に移行した選手は次々と脱落していくが、くみんの活躍で勝利をおさめ、同好会は部屋を維持する。 |
Episode VI | 躊躇いの…筑紫島周遊
| 北之原孝將 [18] | 内藤直 [18] |
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進級してから2か月、勇太と六花らは修学旅行に出かける。行く先々で級友は2人の仲を囃し立てるが、そんな状況に慣れていない六花はつい素っ気ない態度を示し、勇太もフォローできずに居た。夜、男子らは怪談話や恋バナに花を咲かせ、勇太と六花との関係に話が及ぶが、その時、窓に怪しい光が走るとともに女性の声が聞こえ彼らを戦慄させる。その正体は忍んできた六花だった。教員の見回りを勇太と共に褥に潜んでやりすごし、彼に連れられて女子部屋に戻る途上で、お互いに昼間は照れ臭かったこと、もう吹っ切ったことを吐露し、自由行動時間は2人きりで過ごそうと約束する。そして別れ際に六花は勇太との関係を、少し深める。
翌朝、桜島を見上げながら2人は歩き出す。 |
Episode VII | すれ違いの…心模様
| 山村卓也 [19] | 引山佳代、内藤直、門脇未来 [19] |
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丹生谷ら級友が犬を連れた西郷隆盛の像を探している頃、勇太と六花は2人で街を巡っていた。そこで鞄を失くし困窮した七宮に遭遇する。彼女を放っておけない勇太は、共同でかつての技を繰り出し息の合ったコンビネーションを見せて鞄を回収するが、疎外された六花は嫉妬して行動を別にする。七宮は六花を呼び出して、かつての勇太との関係、彼に抱いた思慕の念と、中二病に依拠する自分のアイデンティティーとの間の葛藤を吐露し、自らは中二病に徹すること、勇太の恋人は六花であると告げる。同時に、今後も中二病であり続けるのか重い選択をつきつけ、六花は一枚の紙片を見ながら物思いに耽る。
再会した勇太と六花はお互いに昼のことを謝罪し、彼は誕生日のプレゼントを贈る。六花は素直な気持ちを言葉にして応える。その頃、丹生谷も凸守も関与していない謎の「モリサマー」のWEBページの存在が明らかになる。 |
Episode VIII | 偽りの…精霊聖母
| 雪村愛 [20] | 植野千世子 [20] |
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修学旅行から帰ってきた勇太らは凸守の様子が変わっていることに驚く。彼女は「本物の」モリサマーに出会ったという。メンバーの前に姿を現した十九川菜摘(とくがわなつみ、声 - 小清水亜美)はモリサマーを自称し、凸守の心を鷲掴みにする。丹生谷は凸守との腐れ縁が切れてせいせいすると嘯きつつも、十九川と対決するために六花や七宮らの助力を得て「モリサマー」としての特訓を行うが、その中で六花の能力が落ちていることが発覚する。いよいよ対決の時、丹生谷はモリサマーになりきった十九川に圧倒されるが、彼女との関係を捨てられない凸守の助太刀を得て十九川を退ける。 |
Episode IX | 波打際の…究極奥義
| 石立太一、河浪栄作 [21] | 河浪栄作 [21] | 門脇未来 [21] |
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メンバーらはくみんの叔母の経営する海の家でアルバイトをするが、そこに七宮も現れ、十花も様子を見に来る。勇太は六花に抱く思いと、それなりに関係を少しずつ深めていることを十花に語る。一方、六花は邪王真眼のことを忘れがちになり能力が落ちていることを自覚し七宮に相談する。七宮は自身の葛藤の経験を踏まえて、中二病に徹するか、邪王真眼を捨てて勇太との恋を取るかの二者択一であると応ずるが、六花は勇太から貰った言葉と彼への思いを糧に中二病なりの恋愛を成し遂げると語り、その思いを新たにする。そんな六花を見て、勇太への恋心を捨てて中二病に徹していた筈の七宮の胸に、激しい思いが再燃する。 |
Episode X | 真夏の夜の…雨と鞭
| 武本康弘 [22] | 秋竹斉一 [22] |
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自分の中に湧き上がる勇太への激しい思いを持て余す七宮は尚もこれを鎮めようと苦悶する。六花や勇太はそんな彼女の葛藤に気付かなかったが十花は敏感に察知し、その対処を丹生谷らメンバーに託す。彼女らは七宮に本心を問い質してはみるものの結局何もできない。勇太と六花は連れだって盆踊り大会にやってくるが、六花は何かを見つけて姿を消す。突然の雨に打たれた勇太のもとに現れた七宮は、六花と彼の関係や、彼の六花への想いを聞き出して、自らその現実に直面して彼への想いを解き消そうとする。それはかろうじて成功したかに見えたが、勇太が残酷な優しさをかけたことで尚更にぶり返してしまう。 |
Episode XI | 青き月の…最終決戦
| 藤田春香 [23] | 西屋太志 [23] |
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雨に当った六花は風邪をひいてしまうが、看病する勇太に止められてもどこかへ外出する。七宮の秘めた恋心に気づいた丹生谷は「モリサマー」の姿で彼女の前に現れ「もう一人の自分と戦え」と告げる。勇太は中二病時代の日記を読み返し、ブルームーンの夜に暗炎龍を蘇らせるため、六花が鍵となるコインを探していたことに気付く。勇太と七宮は六花を発見、勇太の手で封印された暗炎龍の儀式を始めると、七宮は魔法魔王少女として戦いを挑む。夏休みの終わり、勇太のベランダに顔を出した七宮は、未来永劫魔法魔王少女であることを宣言、「バイバイ」の言葉で自分の気持ちに区切りをつける。 |
Last Episode | 黄昏の…上級契約
| 石原立也、北之原孝將[24] | 北之原孝將 [24] | 内藤直、池田和美 [24] |
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夏休みが終わり、新学期。六花は勇太との更なる上級契約=キスに挑むと宣言しメンバーに応援を依頼する。丹生谷らに後押しされ、いい雰囲気になるも中々最後の一歩を踏み出せない。意を決した六花は橋の下に雄太を呼び出し、勇気を振り絞って自らいい雰囲気に追い込み、愈々その瞬間に、勇太の携帯にきめらが出産したとの報が入る。周囲の期待もむなしく契約は失敗に終わった。 |
Extra Episode (未放送) | 再生の…邪王真眼黙示録
| 石原立也 | 池田和美 |
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一色が雄太にUSBメモリを受け渡す怪しげな様子を見た六花はメンバーや先生の助けを借りて雄太を詰問しその内容を暴く。それが、かつて勇太が追っかけをしていたアイドルの写真集と分かりメンバーは安堵するが、自分以外の女子に関心を持つのを許せぬ六花は直ちに一色に返す様に要求する。が、一色にはぐらかされ雄太は結局USBを持ち帰る。その夜。六花は勇太の部屋でUSBを見つけるが、不注意から破損させてしまい、六花はUSBを返さなかったことを、雄太はUSBを勝手に持ち出して壊したことをお互いに咎め諍いとなり、六花は家出する。翌晩、七宮の家に集うメンバーは、監視カメラで階下の雄太の様子を伺うが、六花の家出を気にしていない様子。六花は愛想を尽かされたと思い消沈するが、夜半に自分の夜食を用意しておく勇太を見て安堵する。六花は決して喧嘩を望まない気持ちを吐露し、くみんは喧嘩することもまた良い事と諭す。六花は富樫家へ帰宅し、二人は気の済むまで喧嘩する。 |