中央研究院 歴史語言研究所 |
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 歴史語言研究所 台湾考古館 |
各種表記 |
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繁体字: |
中央研究院 歷史語言研究所 |
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簡体字: |
中央研究院 历史语言研究所 |
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拼音: |
Zhōngyāngyánjiùyuàn Lìshǐyǔyányánjiūsuǒ |
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注音符号: |
ㄓㄨㄥ|ㄤ|ㄢˊㄐ|ㄡˋ ㄩㄢˋ ㄌㄧˋㄕˇㄩˇㄧㄢˊㄧㄢˊㄐㄧㄡㄙㄨㄛˇ |
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日本語読み: |
ちゅうおうけんきゅういん れきしごげんけんきゅうじょ |
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英文: |
Institute of History and Philology, Academia Sinica |
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中央研究院 歴史語言研究所(ちゅうおうけんきゅういん れきしごげんけんきゅうじょ、通称史語所)は、中華民国中央研究院傘下の現代中国の著名な歴史学・言語学の研究機構である。1928年に広州で設立された。
陳寅恪・趙元任・李済(中国語版)・羅常培・李方桂・董作賓・梁思永(中国語版)・労榦・周法高・厳耕望(中国語版)・石璋如(中国語版)・芮逸夫(中国語版)・全漢昇(中国語版)などの著名な学者が研究員を歴任し、また殷墟等での発掘調査、内閣大庫(中国語版)檔案の整理と研究、中国各省の方言調査などで大きな学術的成果を挙げたことにより、世界の学界が注目する重要な機関となっている。傅斯年が提唱した「史学とは史料学である」、「手足を動かし探究せよ」という理念は、史語所に多大な影響を与えた。『歴史語言研究所集刊』を出版し、世界的に高い評価を受けている。
歴史
1928年3月末、中華民国中央研究院籌備委員会はこの研究所の創立に合意し、傅斯年・顧頡剛・楊振声(中国語版)の三人を常務籌備委員とし、準備室を広州の中山大学に置いた。1928年、準備を終えた。1928年10月22日、独立した場所の「柏園(中国語版)」に移転し、後にこの日を研究所の記念日とした。1929年以降は北京・上海・南京に相次いで遷った。日中戦争の間は、長沙・昆明・四川省南渓県李荘を転々とした。1946年に南京に戻った。1948年冬、台湾に移転した。1954年、台北市南港区に落ち着いた。
当初は8つの組が設けられた、後に合併して歴史・言語・考古の3組となり、陳寅恪・趙元任・李済の三人がそれぞれ組長を務めた。1933年から1934年にかけて、一時的に社会科学研究所と合併していたこともあった。1934年に人類学組が増設された。
1958年に甲骨文研究室が増設された。1961年にはアメリカからの援助を利用して傅斯年図書館を建て、その中に傅斯年記念室を設けた。1986年6月、歴史文物陳列館(中国語版)を設立した[1]。1990年、甲骨文研究室は文字学組に改称した。1997年、言語学パートが独立して語言学研究所となった。2020年10月、台北市文化局(中国語版)は傅斯年図書館を台北市の歴史建築(中国語版)に登録した。
歴代所長
[2]
代
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名前
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任期
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備考
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所長
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1
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傅斯年
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1928.09-1950.12
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1928.09所長職を代行 1929.01-1929.05 代理所長
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2
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董作賓
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1951.01 -1955.08
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1951.01-1951.06 代理所長
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3
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李済(中国語版)
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1955.08 -1972.12
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4
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屈万里(中国語版)
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1973.01 -1978.07
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5
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高去尋(中国語版)
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1978.08 -1981.07
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6
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丁邦新(中国語版)
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1981.08 -1989.03
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1981.08-1985.02 代理所長
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7
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管東貴
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1989.04 -1995.03
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8
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杜正勝(中国語版)
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1995.04 -2000.05
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9
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黃寬重
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2000.05 -2003.10
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2000.05-2000.10 代理所長 2000.10正規の所長に昇格
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10
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王汎森(中国語版)
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2003.10 -2009.10
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11
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黄進興(中国語版)
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2009.10 -2016.10
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12
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臧振華(中国語版)
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2016.10-2017.2
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代理所長
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13
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王明珂(中国語版)
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2017.2-2020.3
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14
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李貞徳
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2020.3-
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組織
2021年7月現在[3][4]
- 所務会議・学術諮詢委員会
- 所長
- 副所長
- 学術発展委員会
- テーマ研究室・工作室
- 文化思想史研究室
- 法律史研究室
- 台湾・東南アジア考古学研究室
- 文物図象研究室
- 生命医療史研究室
- 礼俗宗教研究室
- 世界史研究室
- 古代文明研究室
- デジタル人文学研究室
- 明清檔案工作室
- 漢籍資料庫工作室
- 地理資訊系統工作室
- 金文工作室
- 安陽工作室
- 科技考古実験室
- 文物維護実験室
- 編輯出版部
- 四館
- 図書館委員会
- 歴史文物陳列館
- 台湾考古館
- 檔案館委員会
- 行政事務
参考文献
引用
情報源
外部リンク