中日臨海バス
中日臨海バス株式会社(ちゅうにちりんかいバス)は、三重県四日市市に本社を置く貸切バス専業事業者[1]。貸切バス専業事業者でありながら大規模工業地帯・物流拠点における企業送迎バスに特化し、本社付近の四日市コンビナートをはじめ、京浜工業地帯や京葉工業地帯、堺泉北臨海工業地帯など、関東・中部・関西エリアの工業地帯で8拠点を中心に、大規模に企業従業員送迎バスを運行している[2]。 社名に「中日」という文字が含まれるが、中日新聞社との資本関係は一切ない。 グループ企業として、大阪府大阪市東住吉区に特定バス専業のエムオーティ株式会社、神奈川県川崎市川崎区にWILLERとの合弁会社として設立したベイラインエクスプレス株式会社を有する。本項ではこれらのバス会社についても触れる。 中日臨海バス本社・営業所
現行路線四日市本社大阪堺支店
かつては、以下のコミュニティバスを運行受託していた。 京浜支店
車両マイクロバスから大型バスまで多種多様な車両が存在する。主に三菱・日野が多いが、いすゞ・日産ディーゼル(現・UDトラックス)も少数存在する。また、2009年から韓国・現代自動車製の大型車が導入されている。 自社の標準仕様は、中型バスはトップドア、大型バスは前後扉であったが、高齢者、身体障害者等の公共交通機関を利用した移動の円滑化の促進に関する法律(交通バリアフリー法)によるノンステップバス普及のため前後扉車を製造するメーカーがなくなったため、近年導入の車両からは前中扉になっている。座席は2人掛けで補助席付き。その他、企業からの買い取り(元白ナンバー)や中古車の導入により、標準仕様とは違う車両も多数存在している。また、各支店・営業所で仕様が少しずつ異なっており、非常にバラエティーに富んでいる。 塗装は、白をベースに青の海と雲をイメージした標準カラーの他に、京浜支店のCRBカラーが多い。大阪堺支店には、標準カラーを紫色にしたもののほか、ごく少数CRBカラーが存在する。支店間で広域にわたり車両の転属が行われるため、過去には「ミニループバスみさき」と同じカラーの車両が品川営業所に配属されていたこともあった(現在はCRB塗装への変更により消滅)。また、送迎バスの委託元企業の専用カラーも多い。 観光バスは中型ハイデッカー、大型ハイデッカーとスーパーハイデッカーがあり、標準的な仕様の他、トイレ付きや車椅子リフト付き、9列シート車などがある。塗装はほとんどが青の標準カラーだが、一部に自社オリジナルカラーや旅行会社の契約カラーもある。かつては高速ツアーバス専用車としてWILLER EXPRESSからリースされたWILLERカラーの車両もあった。
グループ企業エムオーティ
エムオーティ株式会社は、特定バス専業事業者として、福祉特定輸送を主な業務とする。会社設立と同時にバス運転管理事業を開始、大阪府内で特別支援学校児童・生徒のスクールバスを多数受託運行する[3]。その他、守口市・泉南市立幼稚園、私立大阪青凌中学校・高等学校のスクールバスも受託運行している[3]。城東区マイクロバスの運行を担当。 沿革
ベイラインエクスプレス
2012年12月、中日臨海バスとWILLERの合弁会社として設立[4]。WILLER TRAVELがツアーバスとして催行していた頃からWILLER EXPRESSの運行を手掛けている[4]。会社設立時は車両創業時は11台を保有し、毎日4路線14便を運行していた。2021年2月時点では21台を保有し、運行路線は毎日5路線26便に増加している[4]。 2021年度から自社運行の特定バスとして、企業従業員送迎バスの運行を開始予定している[5]。 脚注関連項目外部リンク
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