丸森駅
丸森駅(まるもりえき)は、宮城県伊具郡丸森町舘矢間山田にある阿武隈急行線の駅。東北地方でもっとも遅く最終列車が到着する駅である。 歴史丸森駅は1968年(昭和43年)4月1日、国鉄丸森線の駅として開業した。丸森線は槻木駅から福島駅まで計画されていた路線だが、この時は槻木駅から丸森駅までの部分開業であり、丸森駅は終着駅だった。丸森線の一番列車はディーゼル機関車牽引の6両編成客車による丸森6時23分発仙台行きであり、この列車の出発には丸森町長や国鉄仙台鉄道管理局の関係者、丸森町立舘屋間小学校の鼓笛隊、駅周辺の住人約700人が集まって祝福した[2]。 本来、東京方面行きが上り、青森方面行きが下りだが、国鉄時代は丸森駅が終点だったために、丸森線においては槻木方面に向かう列車が上り列車となっていた。 部分開業に留まった丸森線は利用者が少なく、国鉄再建の一環で1981年(昭和56年)に他のいくつかの路線と共に特定地方交通線に指定され、国鉄線としては廃止されることになった。沿線の自治体はこれを第三セクター鉄道として存続させることに決め、1986年(昭和61年)7月に丸森駅は丸森線を継承する阿武隈急行の駅となった。その後、1988年(昭和63年)7月には丸森駅から福島駅までの残っていた区間が開通した[3]。 年表
駅構造![]() 島式ホーム1面2線を有する地上駅で、駅本屋とは構内踏切で連絡している。折返し列車が設定されている。上り列車は上り、下り両本線に進入できるが、下り列車は下り本線にしか進入出来ない。ただし、いずれの本線からも福島、槻木両方向に進出することが出来る。上り本線の福島方に保守用車用の保守基地線がある。 かつては夜間滞泊も行われていたが、2010年(平成22年)12月4日のダイヤ改正にて一度廃止となった。2021年(令和3年)の改正で復活した。 社員配置駅。出札窓口、自動券売機、トイレ、待合所が駅舎内に設けられている。窓口閉鎖時間帯にホームへ向かう場合は夜間専用通路を通ることになる。自動券売機は第一日曜に限り、フリーきっぷ購入者がほとんどなので稼動を停止する。売店は幾度かの開閉設の後、2016年(平成28年)頃に閉店し設備は撤去されている。2017年(平成29年)4月、駅舎の福島側にまるもり移住・定住サポートセンターが町庁舎から移転オープンした。 のりば
※原則として梁川・福島方面は1番線、槻木方面は2番線を使用する。 利用状況
駅周辺当駅は丸森町の中心部から約1 kmほど北側に離れている。丸森町は「水と緑の輝くまち」をキャッチフレーズにしている[6]。
バス路線駅前ロータリー内に丸森町民バス「阿武隈急行線丸森駅」停留所があり、町内各地へ運行する各路線が発着する[注釈 1][7]。 隣の駅脚注注釈
出典
参考文献
関連項目 |
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