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この項目では、近鉄大阪線にある駅について説明しています。JR西日本和歌山線にある駅については「JR五位堂駅」をご覧ください。 |
五位堂駅(ごいどうえき)は、奈良県香芝市瓦口にある、近畿日本鉄道(近鉄)大阪線の駅である[1]。副駅名は「真美ヶ丘ニュータウン前」(まみがおかニュータウンまえ)。駅番号はD23。
歴史
年表
駅名について
当駅が香芝市五位堂ではなく同市瓦口に位置するにもかかわらず「五位堂駅」と名乗っている[1]。この命名の経緯については、開業時に駅名を五位堂と瓦口のどちらにするかを巡って論争があったことはわかっているが、五位堂が選ばれた正確な理由は近鉄などの記録にも残っていないとされている[1]。開業当時の所属自治体は北葛城郡五位堂村であった。
ちなみに、和歌山線のJR五位堂駅は香芝市五位堂に位置し、当駅とは約1㎞離れている。
駅構造
ホーム(2007年9月)
島式ホーム2面4線を持つ待避可能な地上駅で、橋上駅舎を有する。ホーム有効長は1987年(昭和62年)に215メートルになっており[1]、10両編成分である。
出入口は北・北東・南西の3箇所に設けられているが、改札口は1箇所のみである。
駅名標・発車標などの各種案内表示には、長らく外国語表記がほとんど見られなかったほか、下りエスカレーターが設置されていない[8]。一部の構内案内表示を除き、大半の構内案内表示に英語表記入りのものに更新され、現在は全て液晶ディスプレイ(LCD)に取り換えとなったほか、2009年度における国土交通省の交通施設バリアフリー化設備費補助金事業によって当駅へのエレベーター・障害者対応トイレ設置に関する費用交付が決定[9] し、2011年より供用を開始している。
出典:Google Mapの画像を元に自分で作成。
のりば
- 付記事項
- 内側2線(2番線と3番線)が主本線、外側2線(1番線と4番線)が待避線である。なお、3番線と4番線は伊勢中川方面への発車にも対応している。
- 1番線の名張方には10両編成対応の引き上げ線があり、当駅終着の電車や回送列車が一度引き上げ線に入線した後、3・4番線ホームへの入線が可能になっており、3番線・4番線は五位堂検修車庫・高安検車区五位堂車庫への接続線がある。
特徴
営業面
ダイヤ面
- 特急以外の全一般列車が停車する
- 当駅では特急列車との待避や緩急接続が頻繁に行われており、当駅発着の列車も設定されている。
- 朝と夕方は快速急行・急行と準急以下の列車、日中は上りの大多数の急行が区間準急以下の列車との緩急接続が行われている。
- 大阪方面から、当駅終着及び折り返しの列車は朝に一部の準急と区間準急含む当駅始発電車が、日中の当駅発着列車については下り到着列車が区間準急として運転され、折り返し上り始発列車は普通列車として運転されており、深夜に大阪方面から当駅終着の区間準急などが設定されている。
- 名張方面からは、早朝からラッシュ時にかけて当駅終着の普通列車が設定されており、大半が当駅到着後に大阪上本町行き急行に変更して運行が設定されている。深夜には大和朝倉駅から普通列車が平日は2本、休日は1本設定されている。
- 早朝に当駅始発の大和八木行き普通列車が2本設定されている。
- 日中は急行が毎時3本、区間準急(近鉄八尾駅 - 名張駅間各駅停車)が毎時3本、当駅折り返しの普通列車が毎時1本停車している。
当駅乗降人員
近年における当駅の1日乗降人員の調査結果は以下の通り[12]。
- 2023年11月7日:23,742人
- 2022年11月8日:23,329人
- 2021年11月9日:22,097人
- 2018年11月13日:26,874人
- 2015年11月10日:26,373人
- 2012年11月13日:25,509人
- 2010年11月9日:26,023人
- 2008年11月18日:25,740人
- 2005年11月8日:24,755人
利用状況
近年の1日平均乗車人員は以下の通りである。
年度別一日平均乗車人員[13]
年度
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1日平均 乗車人員
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1985年(昭和60年)
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3,685
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1986年(昭和61年)
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3,986
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1987年(昭和62年)
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5,209
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1988年(昭和63年)
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7,045
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1989年(平成元年)
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7,856
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1990年(平成2年)
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8,541
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1991年(平成3年)
|
9,509
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1992年(平成4年)
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10,224
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1993年(平成5年)
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10,670
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1994年(平成6年)
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11,059
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1995年(平成7年)
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11,554
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1996年(平成8年)
|
11,723
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1997年(平成9年)
|
11,751
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1998年(平成10年)
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11,995
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1999年(平成11年)
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12,397
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2000年(平成12年)
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12,448
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2001年(平成13年)
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12,633
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2002年(平成14年)
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12,808
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2003年(平成15年)
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13,128
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2004年(平成16年)
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12,933
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2005年(平成17年)
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13,059
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2006年(平成18年)
|
13,365
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2007年(平成19年)
|
13,476
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2008年(平成20年)
|
13,601
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2009年(平成21年)
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13,380
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2010年(平成22年)
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13,469
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2011年(平成23年)
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13,490
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2012年(平成24年)
|
13,459
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2013年(平成25年)
|
13,897
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2014年(平成26年)
|
13,593
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2015年(平成27年)
|
13,993
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2016年(平成28年)
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14,174
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2017年(平成29年)
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14,235
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2018年(平成30年)
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14,298
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2019年(令和元年)
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14,185
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駅周辺
近鉄の五位堂検修車庫が1982年(昭和57年)に開設され[1]、高安検車区五位堂車庫も立地している。
- 文教施設など
- 主な商業施設
- 郵便局・金融機関
バス路線
(※2025年4月1日現在)
奈良交通および京成バスの路線が発着している(後者はやまと号の共同運行のみ)ほか、香芝市コミュニティバスと香芝市デマンド交通の乗降場所にも設定されている。奈良交通西大和営業所の項も参照。
- 五位堂駅バス停
- 1番乗り場
- 2番乗り場
- 13:上牧町役場経由、王寺駅行き
- 34:馬見北一丁目行き
- 4番乗り場
- 35:馬見南四丁目経由、馬見北三丁目行き
- 43:西真美三丁目経由、馬見丘陵公園行き
- 45:西真美三丁目経由、馬見北三丁目行き
- 5番乗り場
- 32:香芝高校南口経由、馬見南二丁目行き
- 36:五位堂真美ヶ丘循環
- 37:香芝高校前・真美ヶ丘センター経由、馬見南二丁目行き
- 香芝市コミュニティバス
- 真美ヶ丘・穴虫ルート:香芝市役所・総合福祉センター行き
- 当駅より北西に150メートルのハーベス五位堂店前から発車する。木曜日と一部の祝日および12月27日~1月4日を除き、1日6便運行されている。
- 香芝市デマンド交通
- 市内約280か所に設定された乗降場所(官庁関連施設・銀行・郵便局・商業施設・医療施設・駅など)のほか、利用登録者の自宅にも直接向かう。
- 利用登録済の香芝市民のみ乗車可能。土休運休。
隣の駅
- 近畿日本鉄道
- D 大阪線
- ■快速急行
- 鶴橋駅 (D04) - 五位堂駅 (D23) - 大和高田駅 (D25)
- ■急行
- 河内国分駅 (D18) - 五位堂駅 (D23) - 大和高田駅 (D25)
- ■準急・■区間準急・■普通
- 近鉄下田駅 (D22) - 五位堂駅 (D23) - 築山駅 (D24)
- 大学入試センター試験実施日に、急行の一部が大阪教育大前駅に臨時停車することがある。
脚注
関連項目
ウィキメディア・コモンズには、
五位堂駅に関連するカテゴリがあります。
外部リンク
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伊賀上津 - 榊原温泉口間旧線 | |
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*打消線は廃止設備 |