五十嵐美樹
五十嵐 美樹(いがらし みき、1992年3月19日[4] - )は、日本のサイエンスエンターテイナーである。ワオ・エージェンシーに所属し、科学の面白さを伝える科学実験教室やサイエンスショーを開催する『科学のお姉さん』として知られる[5]。東京都市大学教育開発機構准教授[6]、東京大学大学院情報学環・学際情報学府客員研究員[7]、スタディサプリ中学講座理科講師(物理学)。 来歴・人物三輪田学園中学校・高等学校を卒業[9][10]後、上智大学理工学部機能創造理工学科(物理学専攻)に入学し、超伝導線について[11]「臨界電流密度を上げるための層の重ね方」[12]を日々YBCO薄膜を作成しながら研究した[12]。大学在学時に「ミス理系コンテスト」でグランプリ[11]となる。大学3年時に環境省と東芝でインターンシップを経験した。セールスエンジニアを志望して東芝に入社[13]してETCなど交通管制システムの開発に携わる[14]。技術を次世代に伝えるため土曜と日曜日に社内の分解ワークショップに参加し、東芝未来科学館で実験教室を催す。のちに子供向け科学実験教室「みきらぼ実験教室」やサイエンスショーを全国各地で開催して講師を務める[13]。 2015年9月30日に東芝を退職[13]し、本格的にサイエンスエンターテイナーとして活動を始める。初めてのテレビ出演は2015年12月31日放送『ワイルド9 〜男女9人の職人漂流記〜』(テレビ朝日)で、「収録3日前にテレビ局からオファーがあった」[14]。 2018年から東京大学大学院情報学環・学際情報学府修士課程で科学コミュニケーションを専攻[14][15]し、2020年に課程を修了後に客員研究員となる[7]。東京大学大学院科学技術インタープリター14期生[8]として環境教育プログラムを修めた。理系女子キャリアイベントの講師として活動し、『理系女子未来創造プロジェクト』理事を務め[8]、2018年に日産財団「第1回リカジョ賞」準グランプリを受賞[8]する。外務省「国際女性会議WAW!」、G7・WIND特別イベント「STEM分野で輝く女性の未来」などに登壇し、アメリカでSTEM教育ワークショップを開催[8]した。 日本国内で子ども向け実験教室やサイエンスショーを企画し、多く実演する[14][15]。ヒップホップダンスを踊りながら生クリームを振りバターを作る「ダンシングバターシェイク」などの「踊るサイエンスショー」を披露する[1][5][16]。日本テレビ『月曜から夜ふかし』の2018年6月4日、2018年7月16日、2019年2月4日、2020年5月11日各放送回で実験を監修した[8]。2020年12月にTEDxFukuokaに登壇した[17]。 2021年に環境省 浮体式洋上風力発電広報アンバサダーとなる。[18] 2022年9月1日に東京都市大学人間科学部特任准教授[19]に就く。同年、『Falling Walls Science Breakthrough of the Year 2022』サイエンスエンゲージメント部門にて、「世界の20人に選出」される[20]。 自らを科学と社会の懸け橋として[21]、物理と工学分野に女性が少ないことを、科学コミュニケーション領域で調査して実践する[22]。東急ハンズ、100円ショップ、秋月電子通商、Amazonなどから調達した器材を用い[23]、サイエンスショーで使用する器具を全て自作している[24]。 2022年11月7日 ドイツ ベルリンで開催の国際科学コミュニケーションイベントFalling Walls Science Summit 2022にて、サーモンピンク色の着物姿で“Dancing Science Show: Breaking the Wall between STEM and Dance”を披露した[25]。 2024年3月19日 学生約20名と教育を学びにオーストラリアに渡航。2週間滞在。[26] 2024年4月1日に国立青少年教育振興機構アンバサダーとなる。[27] 2024年5月31日に国立研究開発法人 科学技術振興機構(JST) サイエンスアゴラ2024推進委員となる。[28] 2025年1月26日に第1回WOMAN's VALUE AWARD~リケジョ応援~(個人部門)を受賞。[29] 2025年1月27日に一般社団法人 日本物理学会アンバサダーとなる。[30] 2025年3月19日に自身のX(旧ツイッター)を通じて入籍したことを発表した。[31] 2025年5月19日 イギリス ロンドンに渡航。王立研究所、マンチェスター大学を訪れた。[32] 出演テレビ
ネットテレビ
ラジオ
掲載・連載
著書
出典
外部リンク
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