井出洋介名人の実戦麻雀
『井出洋介名人の実戦麻雀』は1987年にカプコンから発売されたファミリーコンピュータ用麻雀ゲーム。1991年には続編『井出洋介名人の実戦麻雀II』が発売されている。 麻雀競技団体の1つである最高位戦Aリーグに所属していた井出洋介プロ(以下井出)が本作の監修を務め、TVCMにも井出本人が出演していた。キャッチコピーは「勝てば実力、負ければベンキョー」[1]。 概要実戦麻雀・リーグ戦・実戦問題と3つのゲームモードがあり、実戦麻雀では細かいルール設定・ローカル役設定・BGMセレクトができる。 2人打ちの麻雀ゲームであるが、擬似的に4人打ち麻雀と同じ得点計算が行われる。ロン和了の場合、通常の2人打ち麻雀同様、プレイヤーとCPU間で得点計算が行われるが、ツモ和了の場合、プレイヤーとCPUの他に2家がいるものとし、4人打ちの場合と同じ得点計算がなされる。 業務用麻雀ゲームのコントロールパネルを模した専用コントローラーが同梱され、本ソフトでは全ての操作をこれで行う。なおファミコン本体に付属しているコントローラーでは操作出来ないため、専用コントローラーを破損・紛失したり、中古店などでソフトのみを購入した場合、本ソフトをプレイすることができなくなる[1]。 必ずプレーヤーが起家となる仕様であり、配牌に時間がかかるなどスピード感に欠けることが指摘されている[1]。 パッケージの井出洋介のイラストはあきまんが担当している[2]。 内容実戦麻雀コンピューターと対戦するフリー対局モード。先述したルール設定の他、手牌を全て交換する「キャンセル」、手牌中にあるドラ牌上のアルファベットが点滅する「ドラフラッシュ」、一局ごとに女の子が応援する「ガールフレンド」の機能が使用できる[1]。 名人リーグ戦勝ち抜きのリーグ戦モード。プレイヤーはBリーグからスタートし、勝率1位になればAリーグへと勝ち進める。さらにAリーグを勝ち上がると、決勝戦で井出と対戦し勝てばエンディングとなる。このモードではあらかじめルールが決まっており、それに則り対局を行う。またBGMも「ムード音楽」に固定されている。 実戦問題
MSX2版1988年にパック・イン・ビデオから発売。内容はほぼファミコン版に準ずるが、主な相違点は下記の通り。
参考文献
脚注 |
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