京都文化博物館
京都文化博物館(きょうとぶんかはくぶつかん、The Museum of Kyoto)は、京都府京都市中京区にある博物館。 京都の歴史と文化の紹介を目的とし、平安建都1200年記念事業として創立された[1]。建物は京都府が建設し、運営は公益財団法人京都文化財団が行っている。1988年(昭和63年)10月1日開館。正式名称は京都府京都文化博物館であり、通称は「ぶんぱく」。 歴史前身は財団法人古代学協会の施設として1968年(昭和43年)に作られた私立博物館の平安博物館である。平安博物館は旧日本銀行京都支店(重要文化財)の建物を用いていた。 1980年(昭和55年)7月、京都府文化懇談会から京都府の文化施策に関する提言がまとめられ、京都の歴史、美術工芸等、文化全体を総合的に紹介する施設の開館が提言された[1]。1986年(昭和61年)8月5日には財団法人京都文化財団が発足[1]。1986年(昭和61年)10月には京都文化博物館の本館の工事に着工し、1988年(昭和63年)9月に竣工、10月1日に京都文化博物館が開館した[1]。なお、1986年(昭和61年)には財団法人古代学協会から京都府に対して旧日本銀行京都支店の建物が寄贈され、屋根の葺き替えや内部の部分修理が行われた上で、京都文化博物館の別館と位置付けられた[2]。 2011年(平成23年)には第26回国民文化祭・京都2011が開催されることから、約7か月かけて改修工事を行い、7月9日にリニューアル開館した[3]。 施設別館の北側に鉄筋コンクリート造地上7階地下1階の建物が新たに建てられ、これが京都文化博物館の本館として使用されている。 京都文化博物館が創設されるとともに、京都府立総合資料館(現・京都府立京都学・歴彩館)が所蔵する博物館資料の管理が、公益財団法人京都文化財団(京都文化博物館の運営団体)に委託された。これらの資料は「京都府蔵・京都文化博物館管理」として表示されることがある。 京都市内にある国公立の博物館・美術館4館、すなわち京都文化博物館、国立近代美術館、国立博物館、市美術館で構成する京都ミュージアムズ・フォーの1つである。
本館
別館
別館の建物は煉瓦造であり、明治中期の代表的洋風建築とされる[5]。設計は辰野金吾とその弟子長野宇平治であり、いわゆる辰野式建築である。1906年(明治39年)に竣工し、1965年(昭和40年)まで日本銀行京都支店として使用された。1969年(昭和44年)、国の重要文化財に指定された。建築面積884.4m2(別館本体)・181.0m2(旧金庫棟)。
歴代館長
利用案内
脚注出典参考文献
外部リンク
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