伊能忠敬記念館伊能忠敬記念館
![]() 伊能忠敬記念館(いのうただたかきねんかん)は、千葉県香取市にある記念館。 概要![]() 伊能家の子孫が代々受け継いできた伊能忠敬の地図や測量器具は1957年(昭和32年)2月19日に重要文化財に指定され、1961年(昭和36年)以降数度にわたって佐原市に寄贈された。佐原市はこれを受けて伊能忠敬旧宅に隣接して収蔵庫を建設して伊能忠敬記念館と名付け、1961年(昭和36年)に開館した[1][2]。 その後1998年(平成10年)5月11日、伊能忠敬旧宅が面する小野川の対岸側に鉄筋コンクリート平屋建ての約1,000平方メートルの建物を新築開館した[3]。佐原の町並みは1996年(平成8年)12月に重要伝統的建造物群保存地区の選定を受けており、記念館の外観は町並みに調和した町家・土蔵の造りを模している[3]。 館内導入![]() 展示室入口正面の『伊能忠敬肖像画』(複製)は測量に同行して風景描写を担当した青木勝次郎が忠敬の没後に描いたものとされており、上部の賛は友人で同郷の儒学者・久保木竹窓によるもの[3]。元は商人であった忠敬が、大小の刀を差し士分として描かれている[4]。 『伊能図とランドサットから見た日本』は、伊能図とランドサットによる日本全図を交互に浮かび上がらせ、伊能図の正確さを実感させるものとなっている[3]。 佐原時代発展する江戸時代の佐原の様子と伊能家の紹介。 全国測量へ50歳で隠居してから天文暦学の勉強を開始。江戸に出て幕府天文方高橋至時に入門。高橋の勧めで蝦夷地や東日本の測量を行い、その成果が認められて幕府の役人に取り立てられ、17年に及ぶ全国測量を成し遂げた[3]。 伊能図の世界伊能図の正確さや美しさを鑑賞できる[3]。 地図の世界伊能図以前の日本の姿や佐原がどのように描かれていたかがわかる[3]。 その他50歳を越えてから夢を実現した伊能忠敬の生き様をビデオで紹介している[3]。 文化財国宝伊能忠敬記念館所蔵の『伊能忠敬関係資料』2,345点は2010年(平成22年)6月29日に国宝に指定された[2]。
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出典
参考文献
外部リンク
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