佐賀県立博物館
佐賀県立博物館(さがけんりつはくぶつかん)は、佐賀県佐賀市城内にある県立の総合博物館である。佐賀県立美術館とは通路で接続する。 設立の経緯・運営1951年(昭和26年)に開館し1960年(昭和35年)に博物館法上の博物館として登録された「佐賀県文化館」(現在の徴古館・佐賀市松原)が実質的な前身。その後、明治百年記念事業として佐賀県が1967年(昭和42年)に計画を作成、1970年(昭和45年)10月14日に開館した。この場所は江戸期における佐賀城の三の丸跡であり、建設前は佐賀大学教育学部の跡地となっていた。当初は美術館としての役割も兼ねていたが、1983年(昭和58年)に佐賀県立美術館が開館したことでその機能は移された[3][2]。 佐賀県立美術館と一体運営されており、館長をはじめ、運営機構は同一である。両館の差異や県立の他の博物館との棲み分けなどについては議論もある[4][1]。なお、住所も同一である[5]。 主な収蔵品佐賀県の歴史と文化テーマとするが、収蔵品の分野は自然史、考古、歴史、美術、工芸、民俗の多岐に亘る佐賀県の総合的な博物館である[3]。2014年3月末時点で収蔵品の点数は約9,000点である[1]。 常設展示「佐賀県の歴史と文化」
アラカシ広場1967年(昭和42年)に有田町で出土した縄文時代のアラカシの実が発芽し育てられた「縄文アラカシ」の森。周囲には佐賀城の記石、古い石灯篭などの品も展示されている[11]。
収蔵品の画像や概要はSAGAデジタルミュージアムのwebページにて検索・閲覧できる。 施設![]() ![]()
指定文化財重要文化財(国指定)
重要有形民俗文化財(国指定)
基礎データ![]() 所在地佐賀県佐賀市城内1-15-23 開館時間9:30 - 18:00[5]。 休館日月曜日・年末(12月29日 - 12月31日)[5] 観覧料観覧料は無料。企画展の期間中に限り、有料(料金はその都度異なる。なお、高校生以下および身障者・介助者は無料)[5]。 交通
博物館東側駐車場として39台(うち身障者用2台)収容の駐車場があり、美術館側の駐車場も利用可(計114台)。駐車場も利用は無料。なお、利用時間は9:00 - 20:00(美術館側は7:00 - 21:00)[18]。 建物本館の建物は3階建ての鉄筋コンクリート造で、1970年7月1日に竣工した[2]。外観形状、天井、階段の配置など十字型をベースにした設計。十字型のプレキャストコンクリートを基本単位(グリッド)としてこれを多数連結していくプレグリッド・システムと呼ばれる構造。高橋靗一(第一工房)と内田祥哉による設計、住友建設・松尾建設による施工で[19]、1971年(昭和46年)には日本建築学会賞(作品賞)(受賞者:高橋靗一・内田祥哉)を受賞した[1]。 2003年にはDOCOMOMO JAPAN選定 日本におけるモダン・ムーブメントの建築に選定されている[20][注 1]。 脚注注釈出典
関連項目
外部リンク
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