公立学校共済組合東北中央病院
公立学校共済組合東北中央病院(こうりつがっこうきょうさいくみあいとうほくちゅうおうびょういん)は、山形県山形市にある医療機関。公立学校共済組合が設置する病院である。病院の理念は、「心温かい 信頼の医療」[1]。 概要東北中央病院は山形市北東部の鈴川地区にあり、山形駅から直線距離で北東約4kmに位置している。地域の中核病院としての役割を担い、他の医療機関と連携を図りながら信頼される急性期医療を提供する。あわせて、公立学校共済組合員(教職員等)の健康維持及び健康増進を目的に、健康管理事業やメンタルヘルス相談事業を行っている。 指定医療など
主な施設基準
など 沿革東北6県公立学校教職員の結核性疾患治療対策のため、公立学校共済組合の直営病院として1959年(昭和34年)5月9日に開設された。開院当時の診療科は内科(結核を含む)、外科、耳鼻咽喉科、歯科で病床数192(結核156、一般36)であった。その後、疾病構造の変化、多様化に対応すべく病院施設・設備の整備と診療科の増設が行われ、昭和54年11月1日には結核病床を廃止した。一方、教職員の健康管理事業として1962年(昭和37年)に人間ドックが開設された。 開設以来、整備や増築を繰り返してきたが、全体的な老朽化が進んでいたため、1992年(平成4年)に全面改築が着工され、1994年(平成6年)1月に新入院病棟の使用が開始、1995年(平成7年)5月に新外来診療棟をオープンした。全面改築に併せ、病床数を252(一般217、人間ドック35)に増床した。 2006年度(平成18年度)には院内体制の整備と強化の取り組みの成果として、病院機能評価(Ver.5.0)、2011年度(平成23年度)には病院機能評価(Ver.6.0)の認定を受けている。2017年には、機能種別の一般病院2として3rdG:Ver.1.1の認定を受けた。 2015年度(平成27年度)には、一般病床のうち57床を地域包括ケア病棟に切り替えた。(一般病床160床、地域包括ケア病床57床、人間ドック35床) 年表
診療科専門外来
医療者の育成医師の臨床研修、外国医師の臨床修練および看護実習の受け入れをはじめとし、良質な医療従事者の育成に貢献している。
地域医療連携他病院や診療所等との連携の窓口は、地域医療連携室が担当する。 東北厚生局の認可を得て「開放型病床」を設置しており、地域の開業医が利用している。登録医院は、山形市内のほか上山市の医院も含めた31施設。開放型病床は、地域の医療機関が互いに連携し、通院から入院、退院まで一貫した診療を実現することができるシステムで、厚生労働省が推進している病診連携の形態である。 また、開放型病床の登録医との懇談会である「和GO懇話会」(旧開放型病床懇話会)を、山形大学医学部、東北大学医学部の協力を得て定期的に開催し、地元の開業医や医療スタッフが多く参加している。 その他にも、消化器疾患に特化した「消化器疾患治療シンポジウム」、開業医の先生を招いての「登録医勉強会」なども定期的に開催している。 健康管理事業病床252床のうち、35床は人間ドック病床となっている。 公立学校共済組合が運営する東北地方唯一の直営病院であるため東北各県からの受診者が多く占めるが、一般人の受診も可能である。 2泊3日コース、1泊2日コース、日帰りで行うことができる1日ドック、脳ドックの各種コースを受け入れている。 人間ドックは、「女性にも優しい施設」を目指し、マンモグラフィー検査は、女性の放射線技師が対応している。また、女性に多い骨粗しょう症を調べる骨密度検査は、2010年(平成22年)に機器を更新している。 人間ドックを利用した者を対象に、保健師や管理栄養士による特定保健指導や臨床心理士によるメンタルヘルスなども実施されている。(ただし、公立学校共済組合員に限る) 人間ドックでは、アメニティ用品として、歯ブラシ、フェイスタオル、バスタオルを準備している。また、全室にカギを設置しているため、個人のプライベート空間が守られている。2008年(平成20年)からは携帯電話充電器を設置している。 アクセス
その他
関連施設
脚注
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