利用者:㭍月例祭/Wikipedia:記事名をめぐるcommonとofficialの変遷本項では、Wikipedia:記事名の付け方の「記事名を付けるには」(WP:CRITERIA)と「正式名称」(WP:COMMONNAME)について、現状の齟齬や矛盾がどのように生じてきたのかについて、経緯を解説します。 概要現状、WP:NCでは、「正式・公式」「official」、「一般的・有名」「common」をめぐって、齟齬や矛盾があります。また、「正式」の意味する・意図するところは、当初と今では解釈に変化が生じています。 この齟齬は、この文書が2003年頃から何回も改定されていて、時には独断で、時には合意で、日本語版独自の文章と、英語版からの文章と、いろいろな経緯があった結果、このような形になっています。 この齟齬についての指摘が過去に何度も行われています。が、多様な意見が出たり、意見の一致に至らず、改定には至っていません。
詳しく2003年2月 黎明期Wikipedia日本語版の最初期(2003年2月頃)[1]には、「名前が衝突しないよう、正式名称」を記事名にすべきとなっていました。(当時の規定文書は、少数の利用者が個人的に自由に改変していたものです。)
一方、「日本語を使う」(外国語表記は使わない)などの指示もありました。
2003年4月 修正まもなく2003年4月頃[2]に、次のようになりました。
例外 上を見れば分かる通り、今では改名されてリダイレクトになっているものも多くあります。 2004年秋 正式とはなにか2004年秋になって、「そもそもなぜ正式名称にするべきなのかが論じられていない」「正式とはなにか」と指摘されるようになったり(正式名称を使う事が望ましいのか・非常に長い法律の記事名・正式名称の定義がわかりにくいものその他・[3])、「一般的な名称を採用すべき」と指摘されるようになったり「正式名称よりも通称の方が遙かに一般的(正式名称とカテゴリの問題)」という意見が出るようになりました。 英語版の方針文書やユーザビリティの観点から「日本語話者の大多数にとって、最も曖昧でなく、最も理解しやすいもの」「リンクしやすい」を重視すべきという意見が出ました。 またこのときに、「『正式な名称をつかうこと』で述べているのは『略称は使うべきではない』に変更可能」と指摘されました。 当時[4][5]のように「何をもって正式名称とするか」に関連して論争もありました。(結果として一時保護になっています。) アクロニムについては一部改定されました。 「長い法令の記事名」を想定して、2006年秋に「正式名称が長すぎるなら通称もOK」[6][7]となりました。 2004年-2005年 正式名称か一般的名称か2004年12月から2005年1月にかけて議論(Wikipedia‐ノート:記事名の付け方/過去ログ2)があり、「専門的な見地による正式名称」と「広く知られた通称」の取捨や、各分野での個別の各論が出ました。 この中では次のような指摘が行われています。
2005年9月(Wikipedia‐ノート:記事名の付け方/過去ログ3#正式な名称を使うことの改訂)に改定[8]されました。 2005年-2009年 さまざまな事例
「株式会社」「有限会社」「社団法人」などは、(正式名称であっても)記事名には付けないことが合意されました。
外来語関係の改定が行われました[9] その他の周辺議論
2009年 英語版からCRITERIAの導入、「一般的」は見送り2009年に、英語版をもとにした大改定が論じられました。 これにより「認知度が高い・見つけやすい・曖昧でない・簡潔・首尾一貫している」の5基準が導入されました[10]。 このときに、あわせて英語版から「一般的な名称を使う」の導入も提案されました。 これは「これは「正式名称を使うこと」節ともろに矛盾する」もので、当時、次のような慎重意見が出ました。
結局このときは「一般的」の導入は見送られました。この結果として、「認知度が高い」などのWP:CRITERIAの「5基準」は導入されたものの、「正式名称」はそのまま残り、矛盾が生じました。当時は冒頭文の「まず何よりも「日本語話者の大多数にとって、最も曖昧でなく、最も理解しやすいもの」」という一文があるので、「正式」よりも「WP:CRITERIA」が優先だとの意見もありました。 2010年-2016年 繰り返される議論その後も、「正式」をめぐって何度も議論があります。
2012年-2015年 ショートカットの齟齬
その後その後、現在に至るまで
補足上で示したように、この規定を巡っては、過去に何回も改定議論が出ています。 ですが多くの場合それらの議論は、どこかで起きた個別の案件の論争がWP:NCに場所を変えて行われた、という裏事情があり、WP:NCの改定よりも別の論争(しばしば利用者の対立からブロック案件に発展)になって、WP:NCの改定に至っていません。 参考 |
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